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式神 榎戸

ねぇ

式神 榎戸

どう思う?

田噛 歩香

なにが?

式神 榎戸

…先生のこと

田噛 歩香

…あぁ

あの後すぐ、先輩を呼んでみんなで私の部屋に集まった

正直、いい空気とは言えない

修羅魏 聖葵

…別に

修羅魏 聖葵

どうも思わない
何となく覚悟はしてたし

修羅魏 聖葵

…でも

修羅魏 聖葵

ちょっと…いや…かなり…嫌かも

田噛 歩香

わざわざ隠すなよ
ショックなんでしょ

修羅魏 聖葵

……うん

式神 榎戸

柏葉 依兎

…犯人って

柏葉 依兎

ほんとに…先生なの?

自分の手元を見つめながら、先輩はそう呟いた

修羅魏 聖葵

それは…

修羅魏 聖葵

…分からない…です

柏葉 依兎

…でも、榎戸くんから聞いたよ
先生が死刑になるかもって時、聖葵くん否定しなかったんでしょ?

修羅魏 聖葵

…そう……だけ…ど…でも……

聖葵の声が段々と小さくなっていった

そのまま最後には黙り込んでしまった

田噛 歩香

あー、もう…

その場の空気を壊すように、私は声を上げた

田噛 歩香

ねぇ、そんなことよりさ
20日の死刑の日って先生誕生日なんだって

田噛 歩香

だからさ、サプライズしようよ

多分先生は、こんなくらい気分で死にたくなんかない

それに、先生"達"の秘密を知ってるのは私だけ

だから私が、何とかしなくちゃいけない

式神 榎戸

サプライズって…何するの?

田噛 歩香

殺されんのは夜でしょ?
だったらその時間までに
いくらでも楽しいことできる

田噛 歩香

サプライズで誕生日祝うんだよ
先生が起きる前に教室飾って、お菓子とか料理用意してさ

田噛 歩香

プレゼントとかも用意したり…
パーティーしたら先生のやりたいこといっぱいやって

田噛 歩香

"昔から子供らしいこと出来なかった"分…子供になってもらうの

田噛 歩香

最高の一日にしてやろうよ
最後は…幸せいっぱいで死んでもらお

式神 榎戸

…なにそれ

式神 榎戸

…いいじゃん

式神 榎戸

やってやろ!
めっちゃたのしそう!!

柏葉 依兎

うん、いいね
私も協力したい

田噛 歩香

ほんとに?
良かった…

田噛 歩香

…聖葵は?

修羅魏 聖葵

俺は…

修羅魏 聖葵

…多分、"結構迷惑かける"と思う
それでもいいなら…協力する

聖葵の言葉に少しほっとした

正直、聖葵は乗ってくれないと思ったから

田噛 歩香

…なら、決まりだね

田噛 歩香

榎戸、生徒達にこのこと伝えといて
みんなに協力してもらおう

田噛 歩香

絶対先生にバレないようにね?わかった?

式神 榎戸

は〜い

リユ

…はぁ
全部倒せたかな…?

修羅魏 優雅

…多分
というか…先生強いっすね…

リユ

そう?

修羅魏 優雅

はい…多分、俺が見た中で一番強いと思います

リユ

そうかなぁ、そんなに本気出してないけど

修羅魏 優雅

リユ

…そんな驚く?

修羅魏 優雅

はい…なんか…いや、生徒の分際でなんなんだって話なんすけど…

修羅魏 優雅

自分の実力を改めて思い知る

リユ

…まぁ、一応僕も長くこの仕事やってるから、逆に生徒の優雅と差がなかったらおかしいけどね

修羅魏 優雅

まぁ、それもそうですね

プルルルル

静かなトンネルに着信音が響き渡った

リユ

優雅のケータイじゃない?

修羅魏 優雅

あ、ほんとだ

修羅魏 優雅

もしもし、優雅です

修羅魏 優雅

あ、歩香先生、珍しいですね
…というか電話番号なんで知ってんですか…

修羅魏 優雅

あぁ、兄さんから…それで、要件は…?

どうやら電話の相手は歩香らしい

修羅魏 優雅

え?帰りに…?
いいですけど…秘密でって…

修羅魏 優雅

…ちょうど今任務一緒なんすけど…

修羅魏 優雅

あー…分かりました、りょうかいです

リユ

終わった?

修羅魏 優雅

はい、あの

修羅魏 優雅

ちょっと俺、急用できたんで先帰ります、すんません

リユ

いや、全然いいよ
あとは報告くらいだし
僕がやっとくよ

修羅魏 優雅

助かります…それじゃあ

そう言って優雅はトンネルを後にした

優雅が去った後のトンネルは人の気配も何も無く、ただただ静かだった

コンコンコン

部屋の騒がしさに紛れて、かすかにノック音が聞こえた

田噛 歩香

はーい、勝手に入ってー

そう言うと、黒髪の青年が姿を表した

修羅魏 優雅

歩香先生、言われてたもの買ってきましたよ

田噛 歩香

あー、ありがと
そこ置いといて

修羅魏 優雅

てか…騒がしすぎでしょ

私は自分の作業を進めながら、優雅に説明をした

田噛 歩香

明後日、先生が誕生日なの
だからその準備

田噛 歩香

もちろんあんた達にも協力してもらうから。
優雅は任務で言ってなかったけど、他の生徒たちももう買い出しとか行ってるよ

修羅魏 優雅

あぁ…なるほど

田噛 歩香

んで、教師軍の私らはこうやって装飾作ったり色々計画立ててんだけど…

式神 榎戸

だー!何この解説動画!ぜんっっぜんわかんないんですけど!!はっ?
こんなの僕が自分のやり方でやった方が早いでしょ!!

柏葉 依兎

ちょっと榎戸くんちゃんとマーカーのキャップ閉めてって!

修羅魏 聖葵

…先輩…折り紙……踏んでる…

優雅はしばらくその光景を見てからまた口を開いた

修羅魏 優雅

こんな少人数でこんなうるさくならないでしょ、普通…

田噛 歩香

だよねー

修羅魏 優雅

…しかも兄さん寝そうじゃん

田噛 歩香

めっちゃこくこくしてるよね

修羅魏 優雅

あ、ねた

田噛 歩香

睡魔に負けたね

田噛 歩香

…とりあえず、多分何人かは教室にいるから、教室行ってなんかしといて

修羅魏 優雅

なんかって…
まぁ、わかりました

そのまま優雅は部屋を後にした

田噛 歩香

さて…聖葵どうすっかなー…

柏葉 依兎

ベット貸したら?

田噛 歩香

いや…それは…その……

式神 榎戸

式神 榎戸

まぁ、異性だしね
いくら付き合い長くても
嫌な人は嫌でしょ

式神 榎戸

僕、聖葵の部屋まで運ぼうか?

田噛 歩香

あ、うん
お願い

式神 榎戸

おっけー

すると榎戸は聖葵のことを軽々と背負った

「よいしょ」と小声で呟き、こちらを向いてか彼はニコリと微笑んだ

式神 榎戸

んじゃ、すぐ戻るね

田噛 歩香

うん、お願い

それだけ言って、榎戸は部屋から出ていった

田噛 歩香

少しだけ

聖葵が羨ましいと思ってしまった

グリム・リーパー

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コメント

10

ユーザー

歩香…ちゃぁぁん…何があったんだぁ…←←←

ユーザー

りゆせんせースマホのこと「ケータイ」って言うあたりちょっとおじいちゃんっぽくない?可愛くない?ね?

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