私は、美月。16歳。メガネで、地味で…でも、一応社長令嬢。公の場にたつ時は、綺麗になれるけど、派手な事が苦手なので、普段は隠してますっ!
それに、私は、社長令嬢だから、きっとお見合いで結婚する。だから、恋愛禁止なのだ。
理沙
みづき!

美月
なんですの…じゃなくて、)何?

理沙
んー。

美月
どうしたの?そんなに私を見つめて…

理沙
いやー、美月は地味だけど、イメチェンしたらモテると思うんだけどな〜、と思って

美月
なっ、こんな私がモテるんだったら、全世界の人々がモテてるよ

理沙
そういえば、美月って恋したことないよね?

美月
(ぎくっ!しないんじゃなくて、事情があってできないんですー😭)

美月
うん…そうだけど…

理沙
恋のドリンクって知ってる?

美月
それは…何?

理沙
どういう作用か知らないんだけど、それを飲んだ人は恋が出来る!

理沙
みたいな

美月
へぇー

理沙
でね、私、買ってきちゃいました!

美月
取扱説明書は?

理沙
えーとね…

本品のお買い上げ、誠にありがとうございます。この恋のドリンクは、人によって効いてくる時間が違います。いつ、どこでどんな恋が出来るのかは、責任はおいかねませんのでご了承くださいませ。
理沙
特に重要そうなのは、書いてなかった!

いやいや、効き目の時間が違うとか、責任は取らないとか、あったじゃん!笑(作者)
美月
そっかー

理沙
美月も、飲んでみてよ!

美月
えー😰

理沙
ほらほらー!

美月
ちょっとならいいよね?

美月
結局何にも、効果なかったなー…

召使い
お嬢様、お帰りなさいませ。今夜は、お父様の会社の設立記念パーティーでございますので、ご準備をしてくださいませ。

美月
そうだったァァァァー!

美月
えーと

美月
髪を下ろして、巻いて…メイクして、ドレス着て…よしっ!

美月
社長令嬢美月の完成!

父
美月、行くぞ

美月
はい。お父様

美月
(うわぁー。テレビ局の人もいる…)

美麗
あの子可愛いわね。どちらの娘さん?

華
○○会社の娘さんじゃない?

美麗
えっ?!中谷美月さん?

華
多分そうだと思うけど…

美月
(なんか私の事言ってるし…)

父
ええー、115年の創設に乾杯🍻!

美月
かんぱーい!

桐田社長
美月ちゃんかな?

美月
はい。

桐田社長
今、恋人とかいる?

美月
えっとー…

美月
(よく居るよね。自分の息子と政略結婚させようとする人…)

桐田社長
うちの息子と結婚しないか?

伊泉社長
いやいや、うちの息子と!

木元社長
ちがう。そこは、うちの息子と!

駿
社長方、ちょっと失礼

駿
中谷美月は、俺のものなんで、

美月
(ここは話に合わせよう。)

美月
ええ、このお方が私のお相手です。

木元社長
そうなのか…

伊泉社長
こんないい人がいるならしょうがないな…

桐田社長
うちの息子にはかなわないな…

駿
ということで、失礼します。

美月
あ、あの…いまさっきはありがとう!ニコッ

美月
(ドキドキ)

駿
いや、こちらこそ、

美月
(あれ?私、ドキドキしてる。)

駿
じゃ、俺はこれで…

美月
待って!(ドキドキ)

美月
あなたの…お名前…

駿
同島 駿

駿
気をつけろよ…

美月
うんっ!ニコッ

駿
/////

美月
(私、あの人のこと…)

美月
(好き、かも?)

美月
あっ?!これって…今頃、恋のドリンクの効果が効いてきたってこと?!
