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23 - 冷酷貴族の新たな顔

♥

181

2021年08月03日

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貴族ラ、えっち。

smsn ヴァンパイア×貴族

snr 目線

いつからだろうか。

冷酷貴族だなんて呼ばれ始めたのは。

俺はこの体になってから、感情というものがなかった。

喜んだり、怒ったり、哀しんだり、笑ったり。何もない。

まさに無。そのものだった。

そのせいで周りからは避けられ気づけばずっと独り。

あいつを除いて。

sm

貴族様〜

話をすれば当の本人。吸血鬼とやらの、名は志麻と言った。

そして気づけば常に俺の隣にいる。他人と関わるのが苦手な俺も、この吸血鬼だけは普通に接することができる。

不思議なことに、この吸血鬼は

sm

ん?なんか考え事してるん?

顔を見ただけで、無いはずの俺の感情が読むようにわかるのだ。

snr

なんで志麻くんはわかるの?

snr

俺、表情ないのに

sm

わかるよ、センラやもん

微笑みながらくしゃ、と頭を撫でられる。

snr

...そっか

その素振りに、なぜだか分からないけど胸の中がじんわり熱くなった。

snr

胸を手に当ててみたら、どく、どくと普段より鼓動がはやくなっている。

sm

どした?

snr

なんか、今頭撫でられた時な、心臓の辺りがじわわって

sm

心臓の辺り?

snr

うん、志麻くんはなにかわかる?これ

sm

...!あー、ふーん...そっか

すると少し目を逸らして頬を赤くする志麻くん。

sm

センラ、はさ

そして数秒経った時、俺の頬に手を当てる。

sm

俺のこと好き?

真剣な、まっすぐな目で聞いてくる。

snr

好き...?

好き、なんて考えたこと無かった。

恋なんて想像できないし、どんなものかわかるはずない。

だけど、志麻くんに好きかと聞かれ

snr

...好き、なんかな?

よくわからないが、顔にぽぽぽと熱が伝わってきた気がした。

sm

!!センラ、それやで

snr

??どれ?

sm

その...あぁ、そうやなぁ

なにか考えて、1人で頷く志麻くん。

sm

まだわからんでええよ、ゆっくりわかっていこ?

にこっ、と笑ってまた俺の頭を撫でる志麻くん。

それがとても優しい声で、さっきとは違う暖かさがあった。

snr

...うん

また胸の鼓動がはやくなるのを感じながら、俺は静かに頷いた。

頑張ったねひるまさん!!!!!!!もう無理だ見直しができないあああああああ

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181

コメント

15

ユーザー

ひるまさん頑張った!!

ユーザー

私もこの投稿を見てたら、胸の鼓動が早いんですがこれは病気???

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