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嫌われてるはずの義理の弟(Dom)に面倒を見られる

第21話 - 恋人

2024年06月08日

#BL

#創作BL

北

2年2組　昼休み

内原翔

はあー…

多田志摩

ため息うぜー

内原翔

だって…もうすぐ2週間が…

多田志摩

さっさと抱かれちまえよ

内原翔

んな簡単に言うなよ！

男子生徒

おい、多田ー！

多田志摩

ん？

男子生徒

なんか女子が呼んでる

多田志摩

あー…

内原翔

うわ、お前多いなほんと

多田志摩

行ってくるわ

女子生徒

きてくれてありがとう

女子生徒

実はこれ…渡したくて

目の前の女子は俺に手紙を差し出した。何度も経験した状況だ。

多田志摩

あー…ごめん

多田志摩

これ、ラブレターだったりする？

女子生徒

あ…えと…

多田志摩

俺好きな人いるから、こういうの全部受け取らないようにしてて

多田志摩

悪い

女子生徒

し、知ってる

女子生徒

多田くん、こういうの受け取らないで有名だし…

多田志摩

…じゃあなんで

女子生徒

でも、諦めきれなくて

女子生徒

今週だけ、放課後一緒に帰ってほしい

多田志摩

いや、だから

女子生徒

それで諦めるから！

多田志摩

(やべ、めんどくせ…)

多田志摩

(どうすっかな…)

女子生徒

お願い、そうしてくれたら来週から声かけたりしないって約束する！

多田志摩

あー、じゃあそれでいいよ

多田志摩

(だる…)

内原翔

どーだった？

多田志摩

まあ…いつもの

内原翔

どうせ受け取らなかったんだろ

多田志摩

受け取ってはない

多田志摩

けど…

内原翔

え、なにその微妙な感じ

多田志摩

ちょっと面倒なことになった

多田志摩

対応ミスったか…？

内原翔

なになに、お前まさか付き合うんじゃないだろうな

多田志摩

ちげーよ！

多田志摩

でも、今週だけ一緒に帰ることになった

内原翔

え、まじか

多田志摩

そしたら諦めるからって言われて

内原翔

へー、お前にしては珍しい

多田志摩

いや…なんか俺も春に告白してて、似たような状況だからさ

多田志摩

なんか同情しちまったっていうか

内原翔

まぁ、そういうのあるよな

内原翔

今週だけだし、頑張れよ

多田志摩

おー…

多田志摩

(別に一緒に帰るだけだし、春に言わなくていいか)

女子生徒

お待たせ！

多田志摩

おー

女子生徒

今日、ちょっと寄りたいところあって

多田志摩

ふうん

女子生徒

最近学校の近くにできたクレープ屋さん、知ってる？

多田志摩

あー、なんかクラスの女子が騒いでたな

女子生徒

ちょっと並ぶかもしれないけど、その間にメニュー決めればいいよね！

多田志摩

え、俺も行くの？

女子生徒

え？

女子生徒

一緒に行くよね？

多田志摩

いや、俺は

女子生徒

一緒に帰るって…そういうことも含まれてたんだけど…

多田志摩

(や、やべ！泣かれるっ！)

多田志摩

あー！もちろん俺も行くよ！

女子生徒

だよね！よかった！

多田志摩

ああ…

多田志摩

(まじか…結構時間取られそうだな)

多田志摩

へー、こんなところにできてたのか

多田志摩

すげーうちの生徒並んでんな

女子生徒

そうだね、20分くらい待つかな

多田志摩

あー、そーだな

女子生徒

これ、メニューだよ

女子生徒

何食べる？

多田志摩

えっと

多田志摩

(俺はいらないって言ったら、また泣きそうになるかな…？)

多田志摩

あんまお腹空いてないからなー…

女子生徒

じゃあ、このバターのやつにしようよ！

女子生徒

最近、こういうシンプルなやつが流行ってるんだよ

多田志摩

そ、そうだな

多田志摩

(これならさっと食べれそうだし…いいか)

女子生徒

あ、咲ちゃんだ！

女子生徒

先輩ー！

女子生徒

え、彼氏？

女子生徒

ち、ちがいます！
クレープ屋さん付き合ってもらってるだけ！

女子生徒

またまたー！

女子生徒

ってか、もしかして多田くん？

多田志摩

ど、どうも…

多田志摩

(なんだこの展開…)

女子生徒

へー！
誰とも付き合わないって有名な多田くんが、咲ちゃんと

多田志摩

いや、付き合ってな

女子生徒

あ、そろそろ時間だから行くね！

女子生徒

ばいばーい

女子生徒

あ、はい！

女子生徒

多田くん、なんかごめんね…？

女子生徒

先輩ああ言う人だから、気にしないで

多田志摩

ああ…

3年1組

高木春

えっと、次の授業は…

女子生徒

ねー、てかそういえばさ2年の多田くんいるじゃん？

女子生徒

あのイケメンの？

女子生徒

うん

高木春

！！

高木春

(多田の話…？なんだ…？)

女子生徒

誰とも付き合わないで有名な多田くんが、私の後輩と付き合ったっぽくて

高木春

！？

女子生徒

えー！そうなの

女子生徒

そう！

女子生徒

昨日、私の後輩とクレープ屋行ってるとこ見かけてさ！

女子生徒

へーいいなあー！

女子生徒

で、話変わるんだけどそこのクレープがめっちゃ美味しくてさ！

高木春

(なんだ、その話！？)

高木春

(俺のことあれだけ好き好き言っといて他の女子と…？)

高木春

(いや、あいつに限ってそんなわけないよな)

高木春

(つか、多田が誰と付き合おうと別にいいし…)

高木春

(噂に過ぎないし、次に会うとき聞けばいいか)

本屋

高木春

えーっと…数学の参考書は…

女子生徒

あ、多田くん、参考書こっちだよ！

多田志摩

ああ

高木春

！？

高木春

(多田！？と女の子…？)

高木春

(思わず隠れちゃったけど…)

女子生徒

どれがいいと思う？

多田志摩

いや…俺こういうのわかんねー

女子生徒

でもいつも成績いいよね？

多田志摩

あー、まあ頭いい先輩と仲良いから

女子生徒

いつも教えてもらってるの？

多田志摩

まぁ、わかんないとこだけな

多田志摩

(まぁ…春と過ごすきっかけにしてるだけだけど)

女子生徒

あ、これとかどうかな？

多田志摩

いいんじゃね？

多田志摩

その先輩が、そういうの買うなら薄めのやつがいいって言ってたし

女子生徒

そうなの？

多田志摩

ああ。
参考書って分厚いやつ買っても結局、やり切らないことの方が多いだろ

女子生徒

確かにそうだね！

女子生徒

これにしよう

多田志摩

おう

高木春

(え…本当にデートっぽい)

高木春

(なんで多田があんなこと…？)

高木春

(もしかして俺のことどうでも良くなった…？)

多田志摩

あー！やっと今日で終わる…

内原翔

なにが？

多田志摩

放課後のやつ…

内原翔

あー、あれか

内原翔

お疲れ

多田志摩

さすがに今日は春と会うから、すぐ帰らせてもらお…

多田志摩

ごめん、今日このまま直で帰ってもいい？

女子生徒

え…そうなの？

多田志摩

うん、ごめん

女子生徒

そのかわりちょっとだけここでお話ししてもいい？

多田志摩

あー、10分だけなら…

女子生徒

わかった…

女子生徒

今週すごい楽しかったね！

多田志摩

そーだな

多田志摩

(ちょっと帰るの遅くなりそう…)

多田志摩

(春にラインしとこ)

放課後

高木春

(今日多田に会うから聞かないと)

高木春

(なんか、緊張してきた…)

高木春

(そもそも何て聞けばいいんだ？)

高木春

(あの子彼女？……いや、直球すぎる)

高木春

(昨日、女の子と本屋いた？……それだと俺が隠れてたのバレるし)

女子生徒

あ、ほらみて、多田くんと私の後輩

女子生徒

本当だ！

高木春

！！

下駄箱からふと校門を見ると、本当に多田と女子生徒が話していた。

高木春

(何で…今日は俺と会う日だろ)

高木春

(あいつ、俺が金曜予定入れたらあんなに怒ってたくせに、なんで)

そのとき、ブーと携帯がなる。

高木春

！！

高木春

(なんで、俺じゃなくてあの子のこと優先してんだよ)

高木春

(本当に俺のこと、どうでもよくなったのか？)

呼吸が浅くなる。こんなにもお腹の辺りにどす黒い感情が生まれたのは初めてだ。

高木春

(何で…俺に何も言わないんだよ)

高木春

(俺のことあれだけ好きって言ってただろ)

高木春

(ほんっと最悪…)

頭が正常ではいられない。怒りと悲しみと、彼に優先されなかった自分の惨めさと。いくつものマイナスな感情で体が蝕まれていく。

高木春

(最悪、最悪！)

目頭が熱くなって、足が彼らのいる方向へ勝手に動いていた。

女子生徒

私の家ここから5分くらいだから、そこまでは？

多田志摩

悪い、今日はどうしても

多田志摩

(やべ、これ以上しつこくされるとキレそう…)

女子生徒

どうしてもダメかな

多田志摩

っ、だから…！

高木春

多田！！

多田志摩

！！

多田志摩

春…！？

高木春

……っ

多田志摩

(え…なんかいつもと様子違う！？)

高木春

早く帰るぞ！

多田志摩

わ、

春は俺の腕を強引に引っ張っていく。女子生徒はそこに置き去りにされているみたいたが、俺はもう約束を果たしたから何もしてやることはない。

多田志摩

(なんか雰囲気怖い！？)

多田志摩

は、春…？

俺の腕をずっと掴んで、ずんずんと前を歩いている。こんなにも不機嫌な春は初めてかもしれない。

多田志摩

(俺なんかしたのか！？)

多田志摩

(直接聞いても怒られそうだし)

高木春

……

志摩の家

家に帰ってすぐ、春は廊下に俺を突き飛ばす。靴を履いたまま俺は倒れ込んで、それに春は馬乗りになった。

多田志摩

いっ…

高木春

このクソ野郎！！

春は俺に馬乗りになって何度も顔面を殴ってくる。春は力が弱いから俺にとってはそこまでの打撃ではない。問題なのは、春がここまで感情的になっている理由がわからないことだ。

高木春

ふざけんな！！

高木春

見損なった！！

多田志摩

待てって！

多田志摩

急にどうしたんだよ！

高木春

俺のことあれだけ好きだって言ってたのに…！！

多田志摩

は…？

高木春

真剣に考えてた俺がっ…馬鹿だった！！

多田志摩

お、おい、なんか誤解してね…？

高木春

うるさい！！

多田志摩

うぉっ、春！

多田志摩

落ち着けって！！

俺は無理やり起きやがって、逆に春を押し倒す。こうしないと話を聞いてくれないと思ったからだ。

多田志摩

どうしたんだよ！

多田志摩

って春、なんで泣いて…

高木春

っ…

多田志摩

え、え？

多田志摩

待って、何があった…？

高木春

もう俺のこと飽きたんだろ…！

多田志摩

は、何でそんな話になってんの

高木春

だって…あの女の子と！

多田志摩

ち、ちがうちがう！！

多田志摩

もしかして彼女作ったって思われてんの！？

高木春

毎日デートしてただろ！

多田志摩

え、なんでしって

高木春

やっぱそうなんじゃねーかよ！！

多田志摩

だから違うって…！！

多田志摩

あの子に告白されて断ったら、今週だけ一緒に帰ろうって言われて

多田志摩

帰るだけだと思って承諾したら、色んなところ連れてかれて断れなかったんだよ！

多田志摩

だからデートってわけでもねーし！

高木春

ぅ……ひっく

高木春

それなら俺に言えばいいだろ！

多田志摩

(春！？泣いて…！？)

多田志摩

だ、だって言うほどのことじゃないと思って！！

多田志摩

ごめん！！

高木春

お前、俺が同じことしたらどうせすげー怒るくせに！

多田志摩

そ、そうだけど、それは

高木春

俺はお前の恋人なんだろ！！！

多田志摩

！！

高木春

お前から言ったくせにっ…

高木春

中途半端なことしてんじゃねーよ…！

多田志摩

ご、ごめん…

高木春

まじで、むかつく…！

多田志摩

ごめんな、不安にさせて…

高木春

不安じゃねえ！

高木春

もう一発殴らせろ…って

高木春

お前、何で笑って…！！！

多田志摩

だ、だって春

多田志摩

俺のこと好きなの…？

高木春

！！

高木春

な、何でそんな話にっ…

多田志摩

要するに、女の子に嫉妬したってことだろ？

高木春

違う！
お前が俺に何もいわないからっ…！

多田志摩

うん、ごめんな

多田志摩

俺が悪かった

多田志摩

もうあの子との約束も終わったから

高木春

……っ、んとに、むかつく…

多田志摩

ごめんな、俺が好きなのは一生春だけだよ

多田志摩

最初に言えばよかったな、ごめん

高木春

……っ、最悪だ…

多田志摩

なぁ、春

多田志摩

俺のこと好き…だよな？

高木春

………

きっと、その沈黙はYESの意味だ。

多田志摩

やばい…嬉しすぎる…

高木春

うるさい……

高木春

調子乗るな…

多田志摩

ごめん、でも

多田志摩

信じられなくて

高木春

今日は帰るっ……

多田志摩

ま、まてまて！

多田志摩

帰らせるわけないだろ！

高木春

うるさいっ！

多田志摩

照れんなって

高木春

わ、んんっ！

春にキスをした。貪るように、欲望のまま。

高木春

ふ…んっ………ふ

多田志摩

！！

春が俺の首に手を回してくる。あの春が、こんなことするなんて。

多田志摩

(やべ…興奮止まんね…)

高木春

多田っ…おい、手！

多田志摩

ごめん、我慢できない

高木春

んんっ、ちゅ……ふ

春の耳の裏あたりをすりすりと撫でながら、春の口内を食べるように味わう。

高木春

は、は…

多田志摩

なぁ…抱いていい？

高木春

いちいち聞くな馬鹿っ…んん

興奮がおさまらず、何度も春にキスをする。

多田志摩

運ぶからな

高木春

わっ…

春を横抱きにしてずかずかと部屋の中に入っていく。ベッドの上で初めて靴を脱いで、春の靴も床に落とした。仰向けになっている春のベルトもすぐに外して、下着と一緒にズボンを下ろす。

多田志摩

本当はもっとゆっくりしたいけど…

多田志摩

余裕ない、ごめん

高木春

ひぁっ！

高木春

つめ、た

多田志摩

指挿れるよ

高木春

んっ……う、ぁ

中をかき回す音がぐちゃぐちゃと部屋に響く。

高木春

ん…、音やだ、ぁ

多田志摩

ここだっけ

高木春

あっん！！

多田志摩

当たり

高木春

ぅ、ああっ、やだ、そこ…！

多田志摩

かわいい

多田志摩

気持ちよさそう

高木春

んん〜〜っ…！！

多田志摩

好きだよ

多田志摩

春以外いらない

多田志摩

今度は春にも、俺だけがいれば良いって言わせたい

高木春

う、ああっ、お前図々しく、なって、あ……

多田志摩

2本目、挿れるよ

高木春

あ、あ、

多田志摩

もう中トロトロ

高木春

ん、ぁああっ

多田志摩

もう少し広げたらもう入りそう

高木春

う、ああ〜っ

多田志摩

もういいかな…

多田志摩

一応3本目、

高木春

も、いいっ！

多田志摩

え

高木春

早く多田のっ…

高木春

挿れて……

多田志摩

！！

多田志摩

くそっ…

俺はベッドの横にあったゴムを取ってビリと袋を破いた。興奮で震える手で取り付けると、春の穴にピタとくっつける。春はぎょっとした顔で怯え出す。

高木春

ひ、ぇ、ま、待ってそんな大きいの入らな、あ！！

多田志摩

ごめん、もう待てない

多田志摩

春が煽ったのが悪い

高木春

うあ、あ〜〜〜！

春の中にゆっくりと押し進めていく。中を傷つけることのないように、慎重に。

高木春

うーー…、くるし、

多田志摩

あと少しで全部入りそう

多田志摩

もうちょっと頑張ろうな

高木春

ん…は、………ううぅ

多田志摩

辛くない？

高木春

お腹…きつい…だけ

負担にできるだけならないように、ゆっくりと挿れる。とりあえず根元まで入ったので、動きを止めた。

多田志摩

このまま、慣れるまで待とう

高木春

ぅん…多田の、熱い…

多田志摩

っ…

多田志摩

ちょ、春、マジで煽んないで…

高木春

ぇ…？

多田志摩

(無自覚かよ、まじで魔性すぎる！)

多田志摩

ちょっとずつ動くな

高木春

んっ……うう…

痛くならないように、本当にゆっくり抜いて、挿れてを繰り返す。途中で角度を変えながら、どこを擦れば春が気持ちいいか探る。

高木春

あー……、ん…

多田志摩

痛くない？

高木春

い、違和感があるけど…

高木春

痛くはない、

多田志摩

良かった

多田志摩

ちょっと動き早めていい？

高木春

だ、だから…！

高木春

ああっ！？

多田志摩

いちいち聞いちゃダメなんだっけ…

多田志摩

勝手に動くから、痛かったら言って

高木春

あ、んん〜〜〜

高木春

あ、ああっ！

多田志摩

ここ擦るとナカきゅって締まる

高木春

あ、、あっ、そこ…！！

多田志摩

ここがいい？

高木春

うああ！

多田志摩

気持ちいい？

高木春

ん、ぅんっ…！

多田志摩

俺も…

高木春

ひ、ああっ………あ、あ

多田志摩

好きだよ

多田志摩

大好きっ…

高木春

ふ、んんっ…ちゅ…、んー！

多田志摩

ん、

高木春

(キスされながら動かれると…やばいっ！)

高木春

ん、は……もう、んんっ

高木春

んんーーーっ！！！

春の体がガクガクゆれた。春の中心からは白い液体が出ている。

多田志摩

すごい、初めてでここだけで…

高木春

や、も、イったから…とめ、

多田志摩

ええ…俺まだイってないし

高木春

ああ〜〜っ

余韻で痙攣している間も、抜き差しを止めない。止めるほどの余裕もないし、春が俺だけに見せてくれるこの姿が愛おしいからもっと見ていたい。

高木春

ひ、ああ、とま、あっ

多田志摩

好きだよ

多田志摩

なによりも、一番好き

多田志摩

一生離さないから

高木春

はぅ、あああ〜……

多田志摩

好きって言うとナカ締まるの、かわいい

高木春

や、ああ、あんっ！

多田志摩

かわいい、好きだよ

高木春

ひ、あー、ううう……っ！！

多田志摩

あ、またイった…？

高木春

あ、あ……も、だせな、いっ

多田志摩

もうちょっとだけ頑張って

高木春

あああ！

高木春

もー無理っ……！！

多田志摩

好きだよ

高木春

ひゃう！

高木春

も、わかった、からっ…

多田志摩

まだ言い足りない

多田志摩

もう不安にさせないくらい、いっぱい言わないと

高木春

あ、あっ

多田志摩

愛してるよ…

高木春

っ、ひ、あああー……

多田志摩

3回目イった？

高木春

う、ううっ、も、無理、あ

高木春

RED……！！！

多田志摩

え…ごめん、なんだっけ

高木春

あっ、あ、セーフ、ワード、っ！

多田志摩

あー…子供の頃に決めたやつか…

高木春

ひ、ああっ、あ、とま、あーーっ！

多田志摩

春、勘違いしてる

多田志摩

これプレイじゃないよ

多田志摩

普通のセックス

高木春

やっ…そんな、あ！！

多田志摩

コマンド出してないでしょ

多田志摩

だからセーフワードもなし

高木春

はぅっ、あー、あーー…

多田志摩

春、好きだよ…

高木春

ああー……、しま、んー、うう

多田志摩

…？

多田志摩

もしかしてSubスペース入ってる？

高木春

あ、あああ、あー…

多田志摩

うわ…かわいい…

多田志摩

コマンド出してないのに

高木春

しまぁ……ああ、あ

多田志摩

俺ももう、イきそ…

俺は律動を早めた。

高木春

ああ、うー……あ〜〜〜っ！！

多田志摩

っ…！

きゅうきゅうと収縮する春のナカで俺も絶頂を迎えた。ずる、とそれについたゴムと一緒に春の中から出す。

高木春

あ、あ………

多田志摩

"よく頑張ったな"

高木春

ん…

多田志摩

でも、ごめん

多田志摩

収まりそうにないや

高木春

え…

高木春

ま、待って、もう

多田志摩

もう少しだけ、頑張ってな

高木春

あ、ああ、も、むりっ

多田志摩

大丈夫、明日休みだから

高木春

そういう問題じゃ、あああ！

ゴムを付け直し、制止する春を無視して無我夢中で抱いた。

多田志摩

ん…

今まで体験した中で、一番爽快な朝だ。

多田志摩

春がいる

とても綺麗な寝顔をしている。俺が少し動いたからか、もぞもぞとベッドの中で動いた。

高木春

ん…？

多田志摩

起きちゃった…？

高木春

……

高木春

！！

春は昨日のことを思い出したのか、すぐに赤面した。

高木春

お前っ、ぁ゛

多田志摩

わ、すごい喉枯れてる

高木春

〜〜〜っ！！

多田志摩

うぉっ、ごめ、ごめんて！

高木春

💢💢

多田志摩

だって春が、可愛すぎて

高木春

……

多田志摩

両想いってことで…合ってるよな

高木春

……ん…

多田志摩

嬉しい…泣きそう…

高木春

おーげさ

多田志摩

だって、何年も我慢してたから

多田志摩

あー、初めてはもっとゆっくりしたかった

多田志摩

カッコ悪い……

高木春

ほ、んとだ、よ

多田志摩

でも正式にお付き合いしてくれるってことでしょ？

高木春

…ん

多田志摩

もう理由つけて会いに来なくて良いんだ…

多田志摩

束縛しても良いし、春に恋人が出来たりしないし

高木春

…うん

多田志摩

一生大切にするから

高木春

……

高木春

しないと、なぐる

多田志摩

はは、本気だ

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