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疲れた…なんて言ってる人なんてない けど、この疲れたは学校の疲れたとは違う気がする

本来今は、みんな勉強してるはずだ そこにボク達を連れ込もうと必死になっている人達

そこに紛れることができたらどんなに幸せか言いたい もうボクにはそんな権利はない

何せ人を殺してるからね だから逃げるしかない、

ごめんだけど…結末はもう決めてるんだ

だから、逃げて逃げて

逃げて逃げて

逃げて逃げて

逃げ切ってやるッ!

暁山 瑞希

あッ…!

瞬間_ボクは足を滑らせて下へ下へと滑っていった

神代類

瑞希ッ!!

神代類

大変だッ!

暁山 瑞希

る、る…い…

懐かしい記憶を思い出したな、

あれは確か…

 

友達がいなくて、毎日毎日自分を捨ててまでして学校に来ていた

もう、わけがわからなくなって…一度

死のうとしたんだ

 

もう…どうでもいいんだ

 

全部、全部…

柵を乗り越えて、目を瞑る そして、落ちていったんだ

やっと…と思えた瞬間 誰かに手を掴まれたんだ

 

ッ…誰!?

 

ッ…!!

知らなかった、誰かなんてまず人と関わるのが苦手なのに

 

は、離してよッ_!!

 

…やだッ

 

何だよ、それ…早く離して…!

 

ボクの自由でしょ?

 

離すわけないだろう、

初対面の知らない人そう言われても意味がわからない

何故ボクを助けるの…?

 

知らない人に言われても分からないよ、…

 

たしかに、誰かなんて知らない

 

けど、君だから駄目なんだ

 

なんでボクなの…!?

 

分からない、

 

だけど、何故か…君を失いたくないんだ

 

誰だっていいから助ける!!

 

助ける?君、真逆のことしてるよ

 

早く落として

 

君は本当にそれでいいの?

 

これが本当に最後でいいの?

 

 

こんな終わり方は駄目だ

 

君はもっともっと幸せになって死ぬべきだ

 

何で…そんな…こと、

 

僕のエゴ…だよ

 

ッ…!!

 

そんなの…ずるいよ、

 

…!!

そして、ボクはたまたま持っていた刃物で類の手を切った

 

ッ"…!?

 

これでも…落とす気にならない?

 

…ならない、

 

っ…!?

ワイシャツに血が滲む ボクの酷い行動に自分自身を苦しめたくなった

 

ッ…痛い…?

 

君よりは痛くないよ…

 

嘘はやめて…!

 

君が納得するまでこの手は引かない

 

知らないけど、きみと僕は分かり合える…そんな気がする

 

僕はどうしても君に、まだ生きていてほしい

 

僕は君と居たい

 

…ごめん、ボクが悪かった

最終的に類に負けたんだ でも、これがボクらの出会いだ

初対面なのにこんなこと言われて受け入れてるボクもバカだな…

こんな出会い方だけど、類に救ってもらってばっかりだな

この時はただの知り合いだったけど 今はもう親友だよ

確かあの時も夏だったっけ? 蝉の鳴き声でたくさんな屋上のちょっとした大きい出来事だったんだ

暁山 瑞希

懐かしいな_

何を見ていたんだっけ? それよりボクは逃げなくちゃ行けない…、!

神代類

瑞希…!

神代類

良かった…!

暁山 瑞希

類…あ、確かボクは落ちて…

神代類

大丈夫?

暁山 瑞希

うん、大丈夫
それより行こう、!

 

見つけた!こっちだ

 

追えー!

 

行くぞ!

暁山 瑞希

はぁ…はぁ…

神代類

まずい、行き止まりだ…

どこまで走ったんだろ? もう逃げれない… それよりボク達が逃げてるのはもともと消えるためなんだ

神代類

どうしよう、…

暁山 瑞希

類…

焦る類の表情を見て思った 類は何も悪くなくてボクがいけないんだ なら…

暁山 瑞希

海と空…広いね!

神代類

急に…?

暁山 瑞希

だってここから見える景色が綺麗だからさ

神代類

まぁね

神代類

悪くないな

暁山 瑞希

ここからなら類を空へ飛ばせそうだね!

神代類

僕は紙飛行機じゃないよ?

暁山 瑞希

冗談だって!!

暁山 瑞希

類の…夢は何?

神代類

夢?

暁山 瑞希

うん

神代類

僕は…君が幸せになってくれることかな

暁山 瑞希

ざーんねん!

神代類

夢を叶えさせるすきも与えてくれないのかい?

暁山 瑞希

そうだね!

神代類

悲しいね

暁山 瑞希

あっはは!類そんなこと言うんだ!

神代類

僕だって言うよ!

このくだらない時間、バカみたいにはしゃぎあうこの時間が すごく、すごく

幸せだよ…!!

類の夢はもう、すでに…

暁山 瑞希

実現しちゃってるんだよね…

暁山 瑞希

幸せなんて知らなかったけど、なんだ

こんな近くにあったんだ… それに気づかないなんて ただ、今ここにいて…類って言う親友がいてボクはボクは…

幸せだな//

暁山 瑞希

類…ありがとう

神代類

え?

暁山 瑞希

ボクを幸せにしてくれて//

神代類

え、さっき…

暁山 瑞希

嘘だよ、さっきのは

ボク決めてたんだよ 幸せになりたいってけどもう充分幸せだよ

ボクはふとナイフを取り出した 全てに終わりを告げる合図かな 類に出会えてよかった_ 今、生きてて本当に良かった…!

暁山 瑞希

類、本当にありがとう…//

何故か涙が溢れ落ちる 悲しくなんてないはずなのに 類と離れるのなんて…

神代類

瑞希ッ⁉︎

類は悪くないから大丈夫 けど、寂しいな

暁山 瑞希

めっちゃ綺麗!!

神代類

そうだね

神代類

ずっと親友だよ

暁山 瑞希

…ありがとう

暁山 瑞希

類のバカ…!!

神代類

そのまま返す

いろんな思い出…なんでこんなにも楽しくて幸せなのに気づかなかったんだろ もう嫌になっちゃうな

けど、類には生きて、生きててほしいずっと るいだけには!!

暁山 瑞希

類が、…類が今まで助けてくれて、

暁山 瑞希

そばにいてくれたから、ここまでこれたんだ…!

暁山 瑞希

だから、もういい…もういいよ!

暁山 瑞希

死ぬのはボク一人でいいよ!!

神代類

え…?待って_瑞希ッ

起きたことはほんの一瞬の出来事で 僕は…僕は…

まだ何も理解できてなかった

中途半端すみません!!

いいねありがとうございます( ; ; )

さよなら!!

あの夏が飽和する

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