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主
わんわん？
紗良
わんだほーい！
主
グッ
紗良
やらせないで…
主
めんご
主
『羽根を持つ少女』
紗良
第5話
主
スタート！
紗良
冬弥…なんで…羽根が…成長…してる？
冬弥
俺にも分からない…朝起きてから
冬弥
こうなったんだ
紗良
冬弥…
冬弥
紗良…どうした？
紗良
…最近の出来事…話せる？
冬弥
…
冬弥
紗良がここに来た…
紗良
…その前の記憶は？
冬弥
…
冬弥
すまない…覚えてない…
紗良
…そっか
紗良
ごめん…自分のせいで…
冬弥
紗良のせいじゃないぞ
冬弥
元はと言えば俺が羽根を調べたせいで…
紗良
…
紗良
その記憶はやっぱりあるんだ…
冬弥
…そうみたいだな
紗良
…
紗良
お腹すいたから…ご飯食べに行こ…冬弥…
冬弥
そうだな
紗良
その羽根…少し畳めるか？
冬弥
こうか？(羽根を縮める)
紗良
そうだ…
紗良
そのまま服を着れるか？
冬弥
何とか着れたぞ
紗良
良かった…
紗良
じゃあ行くか
冬弥
あぁ…
紗良
…
冬弥
…
類
冬弥くん
冬弥
類さん…どうしました？
類
少し話があってね
寧々
冬弥くん…私も少し…
司
おぉ！ここに居たか！冬弥！
司
少し話したい事がな…
類
おや…司くんもかい？
寧々
類も？
司
寧々もか…
冬弥
紗良…先に行っといてくれないか？
紗良
…自分も話聞いてもいいですか？
類
あぁ…良いとも
寧々
うん
司
それは2人に用があったからいいぞ？
冬弥
では…
紗良
それで話というのは…
類
冬弥くんの昔の事で…
寧々
私もそれ
司
俺もだ
冬弥
すみません…昔の事は何も…
紗良
冬弥…
冬弥
紗良…どうした？
紗良
少し眠っていろ…
冬弥
どう言う…ﾌﾗ
紗良
…
類
何をしたんだい？
紗良
ただのお香です
紗良
自分の羽根で作りました…
紗良
同じ羽根を持つものだけに効くんです…
類
では…やはり…
紗良
はい
紗良
冬弥も羽根を持っています…
寧々
じゃあ…どうして隠してたの？
紗良
隠す？隠してはいないですよ
紗良
ただ…冬弥が嫌いかと思って…羽根を持っているの…
紗良
だから名前を伏せたまま教えました…
紗良
(ホントは違うけど…)
類
…嘘はつかなくて大丈夫だよ
紗良
あ〜…やっぱり類さんは違うんですね
紗良
もう隠すこともないですね…
紗良
ﾌﾞﾁｯ(羽根をもぎ取る)
類
君は…元々天使だったんだろう？
紗良
はい
紗良
ただ…ある日…悪魔に堕ち…天使じゃなくなった…
類
その悪魔は…
紗良
…
紗良
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
紗良
どうしたら…冬弥を助けられると思いますか？
類
…
紗良
冬弥は体が弱った…私はずっと冬弥のそばに居た
紗良
…私には…冬弥を治せなかった…
紗良
冬弥は…悪魔の子だと…初めて知った…
紗良
だから私は…悪魔に堕ちた…
紗良
いい…話でしょ？
類
…
寧々
…(そんな話…)
司
そんな話良いわけが無い！！
司
冬弥を守るために悪魔に堕ちた！？
司
そんな話…
紗良
信じなくていいよ…
類
…
寧々
…
司
…
紗良
冬弥…ごめん…冬弥の事も…話しちゃって…
冬弥
…
紗良
じゃあね…
冬弥
ｶﾞｼｯ(紗良の腕を掴む)
紗良
！
冬弥
どこに行くんだ？
紗良
さぁ…何処だろ…
冬弥
天使の羽根は…まだ使えるのか？
紗良
まぁ…少しだけなら…
冬弥
…そうか
紗良
それがどうしたんだ？
冬弥
それを今使え
紗良
は？
冬弥
紗良が会ってきた全員の記憶を消せ…
紗良
そんな事…
冬弥
紗良…
紗良
…わかった
紗良
ありがとう…冬弥…
紗良
ﾊﾞｻｯ(羽根を広げる)
紗良
大好きだよ…冬弥…
紗良
ﾁｭｯ
冬弥
紗良…
紗良
ﾆｺｯ
紗良
また会おうね…
主
終わり！
紗良
ﾊｧ…疲れた
主
おつかれ！
主
ばいちゃ
紗良
ばいちゃ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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