辺りは静まり返った深夜3時 。
近所迷惑と言われるくらいの大声で 、
思わず 、大きくガッツポ ー ズを奮う 。
手に持っていたコントロ ー ラ ー を 握り潰すかの勢いで 、
ゲ ー ミングチェアの上に立って グッと力む 。
手汗がべっとりなコントロ ー ラ ー に
この部屋で唯一明るく光るパソコン 。
興奮で可笑しくなっている 俺を置いて 、
パソコンは変わらない画面のまま 俺を祝福している 。
画面には 、
『 攻略おめでとう !! 』
なんて可愛らしいフォントに 可愛らしいキャラクタ ー が 。
難易度なんて計り知れないと 噂をされる
この ' 乙女ゲ ー ム ' 、
全キャラクタ ー の全エンド解放した人 なんてこの世に俺だけでは .. ?
キャラ数はたったの5人 。
俺はこの5人の為に 視力も時間も犠牲にしたってのか 、?
ほぼ台パンの勢いで パソコンの電源を落とし 、
嬉しさと怒りでごっちゃになっている この気持ちを鎮めようと 、
暴言という暴言を吐きながら 布団の中に潜った 。
暗かったハズの空は快晴で 、
チュンチュンと小鳥が囀っている 。
気付かずの内に持っていた 少々厚切りの食パン 。
焼き立てなのか持ち続ける事は 難しい程に熱い 。
腕弾き取られるんかと思う 力で肩をバシッと叩かれる 。
痛いな 、なんて肩を擦りながら 声のした方に顔を向ける 。
振り向くとそこにはなんとも美人な 女性ではありませんか 。
俺の思わず出た疑問に 答えようと口を開けてくれる 。
なんだこいつ 。 やっぱ嫌い 。
俺こんな夢見るくらい 脳内お花畑だったっけ ?
乙女ゲやり過ぎて 夢女子ならぬ夢男子になったってか ?
俺は一旦考える事を放棄して 、
今の現状の事を考えてみる 。( ? )
考えない様にすればする程 、
疑問という疑問が 次々と出てくるわ出てくるわ 。
淡いピンクのジャケットに チェック柄のズボン 。
オマケにネクタイが赤色とかいう 。
制服の概念が覆されるぞ
.. そう言えば 、だが 。
この自称俺の母さん 、
人間ではあるんだろうが 、
俺の知っている人間とは 外見が異なっている 。
いや 、外見と言うか .. 、
イラストでいう絵柄みたいな ..
絵のタッチ 、?
まるで漫画とかアニメの世界に 入って来た感覚だ 。
我ながらあまりにファンタジ ー だが 。
これでも一応波瀾万丈な 人生を歩んできたつもり 。
クソムズイゲ ー ムとか クソ長いゲ ー ムとか クソ腹立つゲ ー ムとか 。 ( 尚 、全て同じ作品の事を 言っている )
なんでか聴き馴染みのある 、
「 苺王子学園 」
.. まずはそこに行ってみようか 。
♡ .. 1 . 0 0 0
こういう設定の物語 書いてみたかったの .. 😽🤞
コメント
2件
1話から最高すぎました🤦🏻♀️💕 『クソムズイゲ - ムとか クソ長いゲ - ムとか クソ腹立つゲ - ムとか。 (尚、全て同じ作品の事を言っている)』 この部分で吹きました.笑笑笑
プロロ ー グなしの1話からです 。 最近ラノベよく読んでるから そっちに引っ張られて書き方 変わった気がする .. 🤔💭