マヤ
じゃ、ナナ、服脱いで

ナナ
え、脱ぐの...?

マヤ
うん、そうしないと貼れないじゃない

ナナ
ちょっと恥ずかしいな...

マヤ
いいからいいから

マヤ
よーし!

ナナ
こ、これでいいの

マヤ
うん!今度はそこのベッドに、ばんざいして、横になって

ナナ
分かった!

マヤ
(そう、このベッドもお父さんが発明した、くすぐったくてのたうち回るほどくすぐったさが増していく魔法のベッド!)

ナナ
お、オッケーだよ

マヤ
じゃあ貼っていくね!

わたしは、ナナの首筋、脇の下、脇腹、お腹、太もも、足の裏にシートを貼っていった
マヤ
そろそろくすぐったくなるはずだよ♪

ナナ
...!

ナナは、自分のからだの内部から、抑えきれないほどのくすぐったさが押し寄せてくるのを感じた。
ナナ
...くふっ、あはははは!無理っ無理無理無理やめてぇぇ~!あっははは!ひゃははは、ふふうっ!無理だって、あははは!!

マヤ
さすが凄い効き目だね

マヤ
でも、もうすぐ終わるはずだよ

マヤ
だってこれ、...ん?

マヤは、自分が5分のシートを貼ったつもりでいたが、5時間用だったことにようやくきずいた。
ナナ
いやぁぁぁー、あっはっは!くひゅぐったいよー!剥がしてぇ~!

マヤ
あ!

マヤ
「このシートは、特定の時間がたたない限り剥がれません」

マヤ
ウソぉ~!

マヤ
だれかああ~!

ナナ
助けてぇ~!!
