南雲梗平
入力作業をしている小峠に、南雲から声が掛かる。
小峠華太
南雲梗平
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
引き続き、小峠が入力作業している横で、南雲はワインついて、声を弾ませながら語る。
南雲梗平
南雲梗平
南雲梗平
小峠華太
小峠華太
時折、小峠から鈴の音のような笑い声がもれる。
南雲梗平
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
表にバイクを回す為に、南雲は部屋を後にした。
灯りは着けず、光源はテーブルに置かれた、数個のキャンドルのみ。 キャンドルの柔らかな光が、どこか官能的な空間を作りだす。
まさに、伊達男を自称する南雲らしい演出に、小峠は南雲に聞こえぬように 小さく、くすっと笑う。
南雲梗平
南雲はワイングラスに鼻を近づけ、匂いを確認する。
南雲梗平
小峠はワイングラスに口をつける。
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
南雲梗平
小峠華太
ワインについて談笑しているうちに、酒が進み、いつの間にか、ワインボトルの中身が空になってしまっていた。
小峠華太
南雲梗平
南雲梗平
徐に南雲は、立ち上がると小峠の背後に周り、小峠の体を腕の中に閉じ込めるようにして、両手を机についた。
南雲梗平
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
自分の方にへと椅子を引き、小峠の手をとる南雲の目は、一件涼やかだが、瞳の奥底で、欲の炎が揺らめている。
南雲梗平
そのまま南雲は流れるような動作で、小峠の腰を抱き寄せ、椅子から立ち上がらせる。
小峠華太
南雲梗平
南雲の言葉と共に、パタリと寝室の扉が閉じられた。
さて、この赤ずきんは狼から逃げきれたのか、はたまた美味しく食べられたのか、真相は闇の中。
おわり
あとがき 童話は子供向けに改良されてるけど、原作のシンデレラや白雪姫などは、愛欲が渦巻いてたり、グロだったりと結構、ヤバい内容の話だったりする。 赤ずきんの話は、女の子がふらふら歩いていると狼に襲われますよ。狼=男の事で、教訓話の節もある。ペローの原作では、赤ずきんは助からないし、猟師も出てこない。 それよりも衝撃的だったのは、カチカチ山のたぬきの話。思わず、そっち?そっちに合わせるのって驚いた。 元々、江戸時代まで、ウサギに殴○される狸の絵しかなかったが、これは余りにも酷いという事で、後付けでストーリーが作られた。 そして、出来た話が、狸はおばあさんを○害して、おじいさんに、おばあさん入りの鍋を食べらせたという内容だった。絵を変えれば良かっただけなのに、殺されても仕方ない理由を作っちゃう辺り、意味分かんなくて、笑える。
コメント
2件
素敵なお話ありがとうございました💕