獣 Presents
???
…………
残念だよ
残念だよ
???
僕の言うことを聞いていれば
いいものを
いいものを
???
せっかくのチャンスを無駄にして
狂信者
やはり、そうだったのか
全て全て全て全て全て全て
お前のせいか
全て全て全て全て全て全て
お前のせいか
???
悪いかい?
狂信者
最近得た力で
猛威をふるっても、
結局、力は尽きる。
止めた方がいい。
猛威をふるっても、
結局、力は尽きる。
止めた方がいい。
???
悪いけど、
みーんな、
揺りかごに揺られて
寝んね
みーんな、
揺りかごに揺られて
寝んね
???
おやすみなさい。
The Memories
………
……
…
……
…
The Memories
これを画面越しで見てるあなた。
あなたは…“閲覧者”よ。
さよなら
あなたは…“閲覧者”よ。
さよなら
獣少年
ん…んー……
苦しい… 寝苦しい… なんで?
第三者
目覚めたかい?
獣少年
え…
嘘…
嘘…
苦しい理由がすぐに解った。 それは…拘束されていたからだ。
獣少年
え?!
何で?!
何で?!
第三者
しーっ。
今、楽にしてあげるからね。
今、楽にしてあげるからね。
そう言ってナイフを取り出す。 身の危険を感じた。 でも動けない。 このままだと
刺される。
一歩一歩近づいてくる。 悪魔。
獣少年
い、嫌!
そうして、そいつが 目前にまで近づいて来た
そして…
一瞬の出来事。 第三者は衝撃波によって 床に突っ伏した。
???
全く、世話の焼く子供だ。
獣少年
誰?
"女帝"
僕は"女帝"。
宜しくね。
宜しくね。
獣少年
(どこかで見たことあるような…)
獣少年
助けてくれてありがとう。
"女帝"
大丈夫。
礼には及ばない。
着いてきて。
礼には及ばない。
着いてきて。
そう言って"女帝"は去っていった。
獣少年
………
獣少年は少し不思議な気分になった。 そして後を追った。
"女帝"
大丈夫かい?
獣少年
うん。ありがとう
"女帝"
礼はいいよ。
獣少年
俺…
なんで…
あんな風に、扱われるんだろ?
なんで…
あんな風に、扱われるんだろ?
"女帝"
君は、
村の伝承で敵の
存在である者の息子なんだよ。
村の伝承で敵の
存在である者の息子なんだよ。
獣少年
でも、俺、親はいないよ。
"女帝"
やっぱりか。
"女帝"
残念だったね。
君はなんて不条理を受けてるのか…
君はなんて不条理を受けてるのか…
獣少年
不条理?
"女帝"
フフフ。
君が気にすることじゃない。
君が気にすることじゃない。
"女帝"
せめてでも
君達の協力が必要になりそうだ。 閲覧者。
獣 Presents
- To Be Continued -