ガダッバン
ut
痛い、辛い
僕はもう本当に壊れているのかも知れない
仲間の気遣いにも応えられず、挙句に逃げるなんて
ムノウだ
嗚呼、もう疲れたよ
ふと、昔のことを思い出す
kn
ut
kn
ut
kn
kn
ut
あの時、彼にもらったネクタイピン
どんなに服装がだらしなくても
このネクタイピンだけは綺麗にしてた
仲間から貰った物だから
でも、それももうおしまい
ネクタイピンを握り潰す
細くて繊細なピンは、すぐに折れて
真っ二つに、粉々になってしまった
なんでこんな事するのかって?
わかんないよ
わかるわけないじゃん
でも、きっと何かが壊れちゃったんだ
それはボロボロの心なのか
極限まで擦り減った僕の精神なのかも分からない
けど
そんな事、今はどうでも良かった
何故か、今まで心の在り処だった物達が
突然、僕を責めているようね気がして
物達を壊さないといけないと思って
全部全部壊した
グルちゃんから貰った時計も
とんちに貰った写真たても
マンちゃんに貰ったティーカップも
全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部
ut
最後の物それは
幹部達皆で撮った写真
あの頃は、皆
優しかったなぁ
でも、今は違う
サヨウナラ
大好きだった皆
写真を真っ二つに切ろうとする
アレ?何で?
体が動かない?
僕の思いとは裏腹に
身体はどんどんと落ちていって
冷たい床に転がる
割れた鏡…
シャオちゃんに貰ったんだっけ…?
ちゃんと身だしなみ整えろよ、なんて言って
渡してくれたよね
割れた鏡の破片に映るのは、幽霊のような僕の姿
それを僕だと認識した途端
身体に眠気・疲れ・絶望なんてものが押し寄せてくる
嗚呼、ダメだ
僕は動かなきゃいけないのに………
コメント
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トゥンク.
えっと……神ですか?
続き楽しみです!頑張ってくださーい!