相棒との秘密の約束

どぞどぞー

⚠️注意⚠️ ･nmmn注意 ･キャラ崩壊注意 ･🐿🦟表現あり ･通報しないで欲しいです ･運営さん愛してます

深夜の暗い部屋にカッターの音だけが響く

両手首を見ると痩せ細っていて 無数の線が浮かび上がっている

とても綺麗とは言えない手首だ

あと二週間で夏ツなのは分かってる

それでも止まることの無いカッター

机の上には錠剤や血だらけのティッシュが散らばっている

俺を一言で表したら｢社会不適合者｣ なのだろう

メンバーのアンチ見て勝手に凹んで

５人で話してるところ見ると 仲間外れにされてるってネガティブに 考えて

ちょっとでも編集ミスったら｢俺なんか｣ って責め立てて

何がしたいのか自分でもわかんない

生きていていい人間なのかも分からない

ひたすら仕事して活動して 自分の感情には目もくれず

勝手に壊れて勝手に心配かけて

クズでゴミで、

いつの間にか寝落ちしていたようで 辺りが明るくなっていた

通知音がうるさいスマホ

完全なる寝坊

今すぐ準備するのが常識だろう だけど俺はもうどうでも良くなって

まろに｢今までありがとう｣と送り

近くにあったカッターを心臓に ぶっ刺した

〜青side〜

ないこが珍しくダンス練に遅れてる

LINEも既読がつかない

白黒組もイラついてるし 若干俺もイライラしている

ないこん家にわざわざ二番と一緒に 向かった

ほとけを落ち着かせると同時に 自分も落ち着かせる事が出来た

胸にカッターを刺して倒れてるないこ 周りには錠剤が散らかっていて

手首を見れば無数の赤い線

仕事の量も異次元だ

零れそうな涙を必死にこらえた

ないこが病院に運ばれて 直ぐに手術室に入った

傷を塞がないと出血も止まらないし

カッターが奥まで入ってるみたいで 手術が必要なんだって

手術は早くても4時間はかかるらしい

成功する可能性の倍率すら不明らしい

みんなの顔色を伺えば悔しいような 泣きそうな顔をしてて

俺は何も言うことが出来なかった

家に着いてもずっと無言

赤髪と水色髪が俯いて静かに啜り声を あげる

ぽたぽたっと床に涙が落ちる音が響く

そんな二人を見て俺は 頭を撫でてあげることしか出来ひん

生きる気力を無くしたかのようにも 見えるアニキ

いつもの優しい笑顔は微塵も 感じ取れへんかった

皆何も考えられないんだろう 俺やってそうや

昨日まで笑顔だった奴が 自殺しようとして今は手術室におる

なんで気付いてあげれんかったんやろ って後悔しかしない

そんな中臆病兎が声を上げた

正論だ

ここで俺らが何をやっていようが 時間は問題なく進む

ならその時間を無駄にする訳にはいかない

俺らが今すべきことは リスナーを喜ばせる方法についての 話し合いだ

絶望に打ちひしがれてる場合じゃない

前にないこに言われたことがある

ないこ。現実になってもうたよ

お前の頼み、全うするから

リーダーの座は俺が守ったるから

安心して今は休んでや

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

なんも変わらないないこに 安堵する

そして、次第に涙が溜まって ないこに抱き着いていた

呆れながらも背中を摩ってくれるないこ 優しいなって心の底から思う

〜桃side〜

本当に愛してるよ。みんな