教室の窓から入ってくる
一通の紙飛行機
どこから飛んでくるのか
誰が飛ばしているのか
分からない
その紙飛行機は
僕の謎の文通相手
初めて見つけたのは
5月の初め
僕
僕
僕
カサッ
僕
僕
僕
僕
「初めまして 紙飛行機です
これから毎日紙飛行機を飛ばすので
お話しませんか?」
僕
僕
この日から君(紙飛行機)との 文通が始まった
帰りに 届いた紙飛行機とメモを 置いて帰ると
次の日返信が来る
初めは面白半分で拾っていたけれど
今では君のメッセージが 僕を支えている
どこの誰かも分からない相手に
悩みを打ち明けている自分
ある日
君からこんなメッセージが届いた
「貴方は好きな人居る?」
僕
その次の日には
「私は居るよ
カッコよくて・落ち着いていて
凄く優しい人なの」
僕
僕は初めて気づいた
どこの誰かも分からない
そんな君に僕は
「恋」をしていたと
次の日
珍しく2枚紙が重なっている 紙飛行機
僕
「私の好きな人知りたい?
それはね-
貴方だよ」
僕は教室を飛び出し
屋上まで走っていた…
コメント
2件
コメントありがとうございます。歡崎さん一日遅れましたがお誕生日おめでとうございます。😊歡崎さんにとっていい1年にして下さいね😉
Kコン参加ありがとうございます!!😌 紙飛行機が恋の架け橋的な役割をしていて素晴らしかったです🤩