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優斗
………
綾
優斗………話して？
ゆみ
お兄ちゃん？
優斗
（このまま話してしまおうか……それともやめるか……）
俺は迷っていた
言うか言わないかで……
優斗
（もし言ったらどうなる？助けてくれるのか？）
優斗
（もし言って………お母さんにバレたら……ゆみが危ない……）
優斗
（でもこのままお母さんの暴行を受けるのも……ゆみが………）
優斗
………
綾
優斗？
優斗
もう……どうすればいいんだよﾎﾞｿｯ
綾
優斗〜？
優斗
あ……何でもない
綾
え……
ゆみ
お兄ちゃん………お母さん帰ってきちゃうよ……
優斗
そうだね……
優斗
それじゃあ綾………また明日ﾆｺｯ
綾
ま、待って！
優斗
………何
綾
やっぱりおかしい……
綾
何か隠してるよな！？
優斗
隠してないよ……何も……
綾
いつもの優斗じゃない……いつもなら……
綾
笑顔なんて見せない
優斗
ｯ……
ゆみ
………ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
優斗
うん？
ゆみ
………お兄ちゃん苦しそう、大丈夫？
優斗
………大丈夫だよﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ゆみ
ん………
優斗
じゃあね……ﾄｺﾄｺ
綾
………
ゆみ
………ﾄｺﾄｺ
綾
おいｶﾞｼｯ
優斗
え……
綾
お前さ〜……俺の玩具だろ？
優斗
………………
ゆみ
玩具？お人形さんと同じ？
優斗
う〜ん……ちょっと違うよ
ゆみ
………そうなの？
優斗
うん
綾
だから……
綾
俺に従え
優斗
………………
綾
何があった？
優斗
………………
優斗
言っても……無理だよ……
綾
なんで？
優斗
だって……
優斗
無理だもんﾆｺｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
！？
ゆみ
お兄ちゃん？
優斗
あれ？なんだろうなﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
これ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
（初めて優斗の泣いた顔を見た……）
綾
（なんだか……可愛いと思ってしまう……）
綾
（俺どうしたんだろう……）
優斗
あ、ごめんﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
ﾌｷﾌｷ
綾
（俺は……優斗が好きなのか？）
綾
（いや……俺は……）
守りたくて優斗の近くにいるんだ
綾
（好きとか……そんな感情は……ない……よな？）
優斗
ねぇ綾………
綾
何？
優斗
何でも聞くから……ゆみだけは……助けてあげて……ください……
優斗
よろしくお願いします……ｽﾄﾝｯ
綾
優斗！？
そう言って俺は土下座をした
優斗
お願いします………
綾
優斗……
ゆみ
お兄ちゃん……
優斗
………………
綾
おい、顔上げろよ………
優斗
………わかった
綾
俺は……優斗も優斗の妹も守りたい
優斗
え……
綾
だから……絶対約束する
優斗
約束？
綾
うん
綾
絶対二人とも俺が守るって
優斗
綾………
優斗
うﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
ありがとうﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
優斗ﾄｺﾄｺ
綾
ぎゅっ
優斗
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ゆみ
お兄ちゃん………大丈夫？
優斗
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
今ねお兄ちゃんは泣いてるよね
ゆみ
うん……
綾
だからゆみちゃんがお兄ちゃんの近くにいてあげて？
ゆみ
わかった！
優斗
綾ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ゆみ
お兄ちゃん！ぎゅっ
優斗
ゆみﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
ﾆｺｯ
優斗
うﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
（あ〜……可愛い………やばい……）
綾
（なんだか………その……襲いたくなる……）
綾
（優斗に……）
優斗
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
（俺……どうしたんだ？）
綾
（変なことしか…………思いつかない………）
綾
（優斗は絶対に守る……）
優斗
……綾
綾
…え？何？
優斗
ｽｯ……
優斗
ﾇｷﾞﾇｷﾞ
綾
え///ちょっ///
綾
ゆみちゃん！ｶﾞｼｯ
ゆみ
え？見えないよ……
綾
見なくていいよ〜💦
ゆみ
わかった……
綾
ちょっ！優斗！ﾁﾗｯ
綾
………………え
優斗
………………
優斗の体には赤く……痛々しい痣がいっぱいあった
綾
そ、それ……どうして……
優斗
………綾………無理？
綾
え？
優斗
………これでも……助けてくれるの？
綾
（何も言ってるんだ？助けるに決まってるだろ……）
綾
うん
優斗
そっか……
優斗
ありがとう………
綾
（赤くなってる体……痛々しい痣………これは警察に言ったほうが……）
優斗
あ、綾
綾
うん？
優斗
これ……首についてるでしょ？
綾
うん……
優斗
これね……GPS付きの首輪なんだ………
綾
え……
優斗
だから………寄り道とか……時間が遅かったらゆみに……暴行をﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
……だから……断ったりしたんだ……
優斗
ｺｸﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
………………
優斗
あと……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
俺が帰ってきたらお金を取ってﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
どこかに行ってﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
帰ってきたら俺を殴ったりﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
それから………ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
もういいから……
優斗
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
ゆみにも……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
………………
ゆみ
おに……ちゃん……
優斗
ごめんねﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
ゆみ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
守ってやれなくてﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ゆみ
ううん、お兄ちゃん守ってくれてるよ
ゆみ
だって私がお母さんから何かされてるときいつもお兄ちゃんが助けに来てくれるから！
優斗
ゆみﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ゆみ
ﾊﾞｼｯﾀﾀﾀｯ
綾
あ！ちょっ！
ゆみ
ぎゅっ
優斗
ゆみﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ゆみ
お兄ちゃん……いつもありがとう………
優斗
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
優斗
ゆみ！ぎゅっﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
綾
………………
綾
（絶対に守る……）
う〜わ……面倒くせぇ〜……
優斗
ﾋﾞｸｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ゆみ
あ……
優斗
ゆみ……ぎゅっﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ゆみ
お兄……ちゃん………
綾
うん？ﾁﾗｯ
はぁ……面倒くせぇことしやがって！
優斗
ごめんな……さい……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ゆみ！来い！
ゆみ
…………
おい！
ゆみ
ﾋﾞｸｯ
ゆみ
………ﾄｺﾄｺ
優斗
だめ！ゆみ！ｶﾞｼｯ
ゆみ
………でも
優斗
ね？……
ゆみ
…………
ﾁｯ……早くしよろ！ﾄﾞﾝｯ
ゆみ
ﾋﾞｸｯ
優斗
ﾋﾞｸｯ
綾
………………
ゆみ
ごめんね……お兄ちゃん……
優斗
え……
ゆみ
ﾊﾞｼｯﾀﾀﾀｯ
優斗
ゆみ！！
ゆみ
………ﾆｺｯ
優斗
ゆ……み……ﾎﾟﾛ
おせぇんだよ！(● `ロ´)੭ु⁾⁾
ゆみ
ｯ………
優斗
ゆみ！！
綾
ｶﾞｼｯ
は？
ゆみ
え……
優斗
綾………
綾
あの〜……やめてくれませんかね〜
誰だよ……
綾
俺？俺は〜……
綾
ふふっ……
______の息子です
あ……え……
優斗
え……
next→100いいね
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コメント
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どこかの御曹司の息子（初コメ失礼します）
真っ先に思いついたのがヤクザ
わからんけどなーくんとかヤクザとか
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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