前日の適性検査から、死亡フラグが地味に立ちつつある美凪は、今日の朝から早速イジメらしきものが始まった。
美凪
???
謝ってはいるが、明らかに性格悪そうなにやけ顔をかますこの令嬢の名前は、 ヴァン・アロガン。 風属性の使い手で、ランクは3というなかなかの強さだ。 本来属性で目立ったランク下の主人公をヴァンがいじめるという構図だったのだが、格下が格上をいじめるというものになってしまった。 まぁ彼女はお偉いさんの娘で、悪事を揉み消すのはお手の物、それに分かると思うが反撃こそしたらこれからの生活がもっと大変になる。 そして陰キャ属性である私がこれを助けられるわけがなく...
フランム
藤
フランム
藤
藤
フランム
藤
フランム
それはそうだ。 王子様ことトネールは、面倒事には首をあまり突っ込まない。 昨日のチャラ男ぐらいなら動くが、ここまでなるとさすがにめんどくさいのだろう。 まぁそんな闇のあるところに私も美凪も惹かれたわけだが...
フランム
藤
フランム
藤
フランム
藤
フランム
藤
フランム
実はこのイジメに対して取れる選択は2つある。 1つは、ゲームの終わりである卒業まで耐えきること。こちらは死亡の恐れがあるし、美凪が耐えられるかどうかも分からない。 そしてもう1つは...
フランム
藤
チャラ男がイラつき始めたのに恐れ、反射的に返事をしてしまった。
フランム
藤
そう返すと、聞いたくせに何故か驚きの表情を見せてきた。
フランム
藤
フランム
藤
フランム
藤
フランム
藤
私はもう1つの方法をとることにした。 その方法は、死ぬ可能性もなく、ただ私に精神的な負担がくるだけのものであった。 その方法は...
ヴァン
放課後、人気のない廊下を独り言を言いながら歩くヴァンがいた。 独り言もだいぶ性格悪いし、怖いが、早速作戦を実行することにした。
藤
ヴァン
彼女の前に出てきてしまった以上、このまま引き下がることも出来ない。 頑張れ私。 私が考えた理想の攻め様を憑依するんだ...!!
藤
ヴァン
藤
ヴァン
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