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こんちは

コメント見てるんですけど、webなので返したりフォロバできません

さーせん

じゃあ今回は

私のアール

です。

人数増えてるし歌詞変わりまくってるけど御容赦下さい。

ななもり。

俺、屋上で靴を脱ぎかけた時に

ななもり。

黄髪の先客に声をかけてしまった。

ななもり。

ねえ、やめなよ。

ななもり。

(口をついて出ただけ。)

ななもり。

(本当は...どうでも、よかった。)

ななもり。

(先を越されるのが、なんとなく癪だった。)

るぅと

この声が嫌いだ。この声のせいで、悪口ばっかり...

ななもり。

ふざけんな。そんなことくらいで俺の先を越そうだなんて。

ななもり。

声が嫌いだなんて

ななもり。

その声が好きな人に出会ってもないくせに。

ななもり。

もうちょっとだけ頑張ってみてよ。

るぅと

その人たちを探してきます。

ななもり。

黄髪の子は消えてった。

ななもり。

さあ、今日こそはと靴を脱ぎかけたらそこに

ななもり。

背の低い男の子また声をかけてしまった。

ころん

先生になりたくて。でも王子様になりたくて

ころん

親からの重圧も。

ななもり。

ふざけんな。そんなことくらいで俺の先を越そうだなんて。

ななもり。

それでも、待ってくれてる人がいるんでしょ?

ななもり。

その人たちを楽しませてあげてよ。

ころん

それもそうだね。

ななもり。

背の低い子は消えてった。

ななもり。

今度こそはと靴を脱ぎかけた時に

ななもり。

かっこいい声の男の子。声をかけてしまった。

さとみ

俺の声が、誰にも届かなくて、もう死んでいいよね。

ななもり。

ふざけんな。そんなことくらいで俺の先を越そうだなんて。

ななもり。

それでも、うちでは愛されて

ななもり。

温かいご飯もあるんでしょ?

さとみ

お母さんと、話せない。仕事が大変で。

ななもり。

それでもお母さんは愛してるよ。信じてみなよ。

さとみ

伝えてみるよ。

ななもり。

桃髪の男の子は消えてった

ななもり。

流石に次はと靴を脱ぎかけた時に

ななもり。

襟足の長い男の子声をかけてしまった。

ジェル

親に期待されて、それに応えられなくて。

ジェル

どんどん気持ちが重くなっていくんや

ななもり。

ふざけんな。そんなことくらいで俺の先を越そうだなんて。

ななもり。

本当に大事にしてるからこそだよ。

ななもり。

俺が待ってるから。

ジェル

ありがとう

ななもり。

襟足の長い子は消えてった。

莉犬

親にも誰にも信じられない。

莉犬

おかしいのは自分なんだ。

莉犬

全部無くしてしまいたくてここに来たんだ。

ななもり。

(口をついて出ただけ。)

ななもり。

(本当はどうでも良かった。)

ななもり。

(だから...声が、出なかった。)

莉犬

最期に会えた人が、優しそうな人で良かった。

ななもり。

(ああ、どうしよう
この子は止められない
俺には止める資格がない。)

莉犬

名前もしらないひと、さようなら。

ななもり。

待って。

莉犬

なに?

ななもり。

夢は、ある?

莉犬

...ないよ、そんなもの。俺には声に出すことも、持つことさえも許されない。

ななもり。

ほんとに?隠して、忘れただけじゃないの?

莉犬

...

莉犬

誰かに、認められたい。

莉犬

生きてていいんだって、思いたい。

ななもり。

じゃあ、おいで。

莉犬

...ッ、はい。

ななもり。

今日こそは、誰もいない。

ななもり。

俺一人だけ

ななもり。

誰にも邪魔されない

ななもり。

邪魔してはくれない

ななもり。

来世では

ななもり。

自分の声を好きになれますように。

ななもり。

自分の将来を決めれますように。

ななもり。

俺の声が誰かに届きますように。

ななもり。

親の期待に応えられますように。

ななもり。

生きてていいって思えますように。

莉犬

待って!

ななもり。

ああ、ありもしないことに期待して。

るぅと

待ってください!

ななもり。

期待なんてしていいはずないのに。

さとみ

待て!

ころん

なーくん!

ななもり。

ああ、醜いなあ

ジェル

なーくん、ここにおる!みんな!

ななもり。

そろそろ

逝くか

莉犬

待ってって...

さとみ

言ってるだろ!

ジェル

ガシッ

ななもり。

なんで止めるの?

るぅと

なーくんの声も、僕の声も、今は好きですよ

ころん

すとぷりを選んでくれて、選ばせてくれてありがとう。

さとみ

俺の声、届いたよ。なーくんの声も絶対届く。

ジェル

形は違うけど、親の思いに応えれたよ。なーくんもやろ?

莉犬

親に言えたよ。生きてていいって思えたよ。

莉犬

俺を最初に認めてくれたのは、なーくんだよ。

ななもり。

ありがとう。

ななもり。

俺、頑張るよ。

もう一人の、弱気な自分は

今から飛びます。

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