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𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
まんまと悪戯に引っかかり拗ねてながらコンビニご飯を食べ始めてから､少しのことだった．
唐突に ﾋｮﾝ から服を買いに行こう． 自分では無く恐らく僕の服だろう．
だからこそ、 驚かずには居られなかった．
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
その話は ﾃﾋｮｲﾋｮﾝ に受け入れてもらえたことを意味してる気がした．
驚きに近い喜びが胸から込み上げてくる． やっと､ ﾋｮﾝ との距離が近づき始めたんだって．
前なら､ 【いつ出てくの】 【さっさと他探せよ】 って言って突き放して来たけど､今 ﾋｮﾝ の口から出た服を買いに行くってことは．
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
耳までタコみたいに真っ赤にして､ “ふんｯ”と鼻息を漏らす． 本人は怒ってますアピールのつもりなんだろうけど､僕の目には可愛い小動物が威嚇してるように見える．
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
買い物に来てみたものの､ 考えるより先に行動してる自分が怖い．
何故 ｼﾞｮﾝｸﾞｶﾞの服を買いに行くなんて自分から提案したんだろ．
まるで一緒に住もうとしてる見たいじゃないか、???? ....既に住んでるけど､
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
DIAMONDLAYLAのチェックシャツを着て立つ ｼﾞｮﾝｸﾞｶﾞ． 男女問わず人気のアイテム． 体格は大きいが可愛らしいチェックシャツを見事に着こなしている．
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
着飾ってもいないのに､ 輝いて見えるのは錯覚だろうか．
試着していたチェックシャツを受け取りカゴに入れると他の服を見に移動した．
𝗧𝗛 .
僕の好みだけど、 ｸﾞｶﾞならこれも着こなしそうだなぁ
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
両手に握られたハンガーには ブラックのカバーオールと､ブラウスがかけられていた．
ハッキリ言って両方とも同じブラックだし､形もほぼ変わらない． 買うならジャケットだな．
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
ジャケットをカゴに入れ､ 右手にブラウスを抱えながら少し残念そうに元の場所へ戻しに向かう．
違う雰囲気の服なら買ってあげるけど､似たようなの何着も買ってらんないよ．
僕のクローゼット真っ黒になる．
𝗧𝗛 .
自分の服と､ｸﾞｶﾞの服が入ったカゴをレジに置き聞くと
左側に𝟮𝟬%オフのシールが貼られた白のロングスリーブTシャツが目に留まる．
𝗧𝗛 .
レジの列でカゴを持たせ､ 急いで値段を見に向かう．
ちょうど作業用シャツ汚れちゃって欲しかったんだよなぁ !!
クリーニングに出し綺麗になった例のシャツを今度は油絵の具で汚し､捨てる羽目に．
安くなってるし､ これも買っちゃお
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
【ﾋﾟｯ】
【ﾋﾟｯ】
【ﾋﾟｯ】
店員が次々とバーコードレジスターで商品のバーコードを読み込んで行く中､
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
ロングスリーブを入れるまでは無かったはずの 見覚えの無いキャップが下の方から出て来てバーコードレジスターで読み取られて行く．
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
その後､他の店でもバザールキャップ､チェーンピアス､スニーカー等も購入し荷物を持ってくれてる ｸﾞｶﾞの両手は袋で塞がれていた．
𝗧𝗛 .
財布に納められてた何枚ものレシートを見て実感する． 1日でこんなに買ったのは久しぶりだ．
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
PP SEOUL､初めて聞く名前．
南山付近にあるルーフトップラウンジ．ソウルの街並みを見下ろせるらしく写真では夕焼けが綺麗に写っている．
店の紹介文の中には赤文字で強調するように 【カップル人気スポット】 なんて書かれてる．
カップル､ 妙にその言葉に反応してしまう．
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
目的の店に𝟮𝟬分程並び､席に案内されたものの ｼﾞｮﾝｸﾞｶﾞが希望していた屋上席に座ることまでは叶わなかった．
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
バニラシェイクと､アイスが乗ったミルフィーユを食べながらの休憩．
ほとんど大学と家の行き来だったから､足が少し疲れたな．
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
【🍴 ｶﾁｬｯ】
溶けたアイスを乗せミルフィーユをカットし口に運ぶと､ ｸﾞｶﾞが僕の顔を見て微笑んだ．
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗧𝗛 .
【ｸﾞｨｯ】
向かい側の席から立ち､僕の方に腕を伸ばし 伸ばされた手は唇の横に着いたアイスを親指で綺麗に拭いとる．
【ﾄﾞｷｯｯ】
一瞬､胸が音を立てながら跳ね上がるのを感じた． 不意打ちだったのもあってか､酷く動悸が激しい．
𝗧𝗛 .
𝗝𝗞 .
𝗝𝗞 .
あんなことしておいて､､ どうしてそんな平然としてんの?!
だいたいｯ、 ティッシュで拭くわけでも無く､指でって....... その馴れた感じ､なんだよ．
店員から渡された手拭きシートで口を拭いながら､デザートを再び美味しそうに食べ始める ｸﾞｶﾞを静かに睨んだ．
𝙏𝙤 𝙗𝙚 𝙘𝙤𝙣𝙩𝙞𝙣𝙪𝙚𝙙 ⇢⇢
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