蒼と暮らし始めてそろそろ1年半くらいが経つ
ずっとこのままだった俺たちに人生が変わる時がきた
美愛菜
ねぇ、君たちどうしたの?
小雪
はぁ?誰だよ、お前
見た感じ俺らと同じくらいの歳の女の子
ゴミ捨て場を漁ってた俺たちに話しかけてきた
美愛菜
私は絵長美愛菜!
美愛菜
君たちはなんでこんなところに2人だけでいるの?
見るからに育ちの良さそうなやつ
隣には親には見えない大人の人が立っている
蒼
食べるものないから、ここで探してる
美愛菜
お父さんやお母さんは?
小雪
俺ら2人ともいねーよ
小雪
お前みたいないかにも愛されて育ってきましたーみたいな奴とは違って
美愛菜
美愛菜
もし良かったらさ、私の家来ない?
美愛菜
ねぇ!いい?上野!
上野
もちろん!私はよろしいのですが……
苗字呼び、執事か何かか?
小雪
いかねーよ
小雪
帰るぞ、蒼
蒼
ちょっと待ってよ…
美愛菜
あ、、!!
美愛菜
美愛菜
そんなに愛されて育って無いよ……
それからあいつは何度場所を変えたりしても毎日会いに来やがった
美愛菜
あ!いた!
美愛菜
ねぇ!私の家族になってよ!!!
小雪
ならねぇって言ってんだろ!!!!
なんか最早怖い
美愛菜
あ、蒼!小雪!
小雪
なんっっっで名前覚えてんだよ!!
名前まで覚えてやがる
美愛菜
小雪は意地っ張りだから!
美愛菜
今日は蒼と話す!
小雪
おい、逃げるぞ!蒼!
蒼
なんで逃げんの………
なんで俺なんかに話しかける?
ただひたすらに疑問だった
美愛菜
あ!いた!
美愛菜
蒼!小雪!
小雪
はぁぁぁぁ??
小雪
場所変えたんだけど、
小雪
なんでいんだよ……
小雪
っていうかさぁ、、
小雪
もうお手上げだわ笑
小雪
いつまで着いてくんだよ笑
蒼
昨日小雪と話し合って決めたんだよ
蒼
もしも美愛菜がいいなら家に連れて行ってほしい
美愛菜
ほんとに!?やった!!!
美愛菜
ここが私の家だよ〜
小雪
はぁ!?でっっか!!!
小雪
やっぱり育ちのいいお嬢様じゃねぇかよ
美愛菜
………愛されてなんかないよ
小雪
はぁ?それってどうゆういmi………
上野
小雪様、蒼様
上野
ようこそ我が家に
蒼
あなたは?
美愛菜
この人は私の付き人?みたいな人らしい!
美愛菜
上野だよ!
上野
よろしくお願い致します。
上野
お風呂が湧いておりますのでお入りください
小雪
風呂って、、、
小雪
確かお湯に入るやつだよな?蒼?
蒼
正解、あってるよ
美愛菜
なんで小雪知らないの!?
小雪
うっせーよ、まだほぼ記憶もねぇ時に捨てられたからなんも覚えてないんだよ
小雪
字もまだあんまり書けねぇし
小雪
今度お前が教えろよ
美愛菜
お前じゃない!みあな!
小雪
はいはい
小雪
そういえばさ、蒼
蒼
なに?
小雪
あいつはなんで"愛されてない"なんて言ったんだろうな
小雪
普通の生活、デケェ家、保証されてる食い物
小雪
愛されてないならそんなもの手に入らないはずなのに……
蒼
それは……
蒼
わかんない
蒼
でも、もしもこれから本当に家族になるなら
蒼
それは知っておかないといけないことだと思う。