乾武道は歩けない

日々は過ぎ、その中でも大きな変化は起きていた。

タケミチ達はまだ学生のため、学校に通うことにした。

その中で松野千冬と出会う。

それから徐々に東卍との交流もあった。

だがたけみちの気持ちはみんなとは全く別に苦痛だった。

それでも理由があったことをこの時は誰も知らない。

ガタッ

さよ〜なら〜

ガタンッ！

武道は高校一年生になった。

事故があってそれから学校には通ってなかったから最初は不安だらけだったのを覚えてる。

けど、いざその場にたったら一瞬で気が変わった。

不安だらけが急に教室の空気が重く感じた。

きっと視線が集まったから。

みんなの目が俺の足に行っていたから。

初めは少し嬉しかった。

けど喧嘩が好きだと知った途端、俺は呆れた。

兄が強いから俺も強いと思っているのか？

だるくなってきて、しんどくなって、教室が息苦しかった

勉強にも追いつけず、夜中まで必死に勉強することが増えた。

兄達は「無理すんな」とか言うけど、

俺はあの二人みたいに頭がいい訳でもないから人一倍頑張らないとダメだった

社会で使わなくても、テストに関わってくる。

テストに関われば単位が取れない

2人は、俺が留年してもいいと思っているの？

寝る前、いつも何かがしたから押し寄せてくる…

黒い津波が俺を56しに来る……。

息が苦しくなって、暴れてしまいそうになる。

🌅

ガチャン

その後もずっと泣きっぱなしで話すことは無かった。