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新連載 .
「 未送信 」
屋上 には 風の音しかいない 。
廃病院のフェンスは 錆びていて , 空はやけに 低い '
( かちっ )
rm
りもこん が言う . " 感情の無い "声で
fu
何がとは 言わない .
しゅうと はフェンスにもたれて 空を じっと見ている .
かざね だけが 屋上の真ん中へ 立っていた .
kz
彼は目を伏せたまま笑った .
kz
誰も答えない
沈黙が 同意 のように広がる
この屋上には " 噂 " がある
4人の中から1人を選ぶと その人は 消える 。
冗談みたいな都市伝説
証拠は ない
だが
この屋上には 4人分の椅子の跡がある
今は3人しか座っていないのに 。
syu
rm
首を傾げながら言う 。
だが フェンスの内側に 古いテープが貼られていて
そこには油性ペンで書いてある
" 次は失敗しない "
録音は続いている
rm
軽い声で言う 。 だが 目は笑っていなかった 。
kz
かざねが座る 。
4つ目の なにもないはずの席に 。
kz
kz
rm
少し考えてから言う 。
その瞬間 風が止まる
音が吸い込まれるように 。 世界が静かになる 。
syu
syu
rm
ふうはやは 録音機をみる 。
すると 、赤いランプが 点滅していた 。
― 録音時間 00:00
kz
syu
kz
かざねはなにもない場所を 指差す
だれもなにも言えない
屋上には3人しかいない 。
でも
" 4人分の影がある "
影ははっきりと4つ
そのうちの一つだけ 誰にも繋がっていない 。
録音を開始する 。
――――
その奥から 声 が聞こえる
syu
rm
沈黙
風が戻る
影は3つになっている 。
かざねはまだ笑っている 。 目を伏せたまま
屋上の扉が勝手に閉まる 。
ふうはやの録音機が落ちた 。
画面には 見覚えのない表示
― 未送信メッセージ 1件
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