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ホド「一緒に戦ってくれる?」 プリミティブ「…うん!」
ホドの精神の中
トコトコ…。
ホド
ホド
ガァー!!
ホド
ボッ!!
ホド
ホド
避ける
ホド
ガゥゥゥゥゥゥ!!
ホド
ホド
近づく
ホド
炎を直に喰らう。
ホド
ホド
ガァァァァァァ!!
ホド
…。
ホド
ホド
トコトコ
ホド
プリミティブ
ホド
プリミティブ
ホド
ホド
優しく…顔に触れる…。
ホド
そっと…口が開く
プリミティブ
それを聞いたホドはこう言った。
ホド
プリミティブ
ホド
その時…プリミティブの瞳から涙が流れる…。
プリミティブ
ホド
プリミティブはホドにハグをする…。
ホド
プリミティブ
そしてホドもこう言った。
ホド
プリミティブ
2人は固く…強く…ハグをした。
そして…ホドの体から…本が生まれる。
プリミティブ
エレメンタルドラゴン!
ホド
友達の証です。
そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる!
むかしむかし ドラゴンと人間は仲良く、幸せにくらしていました。 しかしある時、ドラゴンを恐れた人たちに、ドラゴンは狩られてしまいました。 生き残ったのは、たった一匹だけです。 どこ? どこにいるの? 砂漠の上も。吹雪の中も。 いるはずがない仲間をドラゴンは探し続けました。 しかし、ついに力尽き、ドラゴンは倒れてしまいました。 それから時が経ち、体が骨だけになっても、ドラゴンは仲間を探しました。 しかし仲間を見つけることはできません。 僕は一人ぼっちなんだ。 疲れて眠るドラゴンの耳に、ふと誰かの声が聞こえました。 君は一人ぼっちじゃないよ。 友達ならいるよ、君のすぐそばに。 ほら。耳を澄ませてごらん。何が聞こえる? 風の音…笑ってる。とても楽しそうに。 そうドラゴンが答えると更に声は尋ねました。 水はどう?土は?火は?何を感じる? 水は歌ってる。 土はなつかしい匂いがする。 火は、すごく温かい。 すると大自然はエレメンタルドラゴンとなり、ドラゴンに寄り添いました。 ありがとう。友達を見つけてくれて。 ドラゴンは、エレメンタルドラゴンと共に、大空へ飛び上がりました。 2匹は手を取り合い、大自然のなかでいつまでも楽しく暮らしてゆくのでした。 めでたしめでたし。
プリミティブドラゴンと合わせて読むと…。
古の大いなる竜が、本の力を掴み取る! そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる!
昔々、始まりを知る竜がいました。 心優しい竜は人間をとても気に入り、見守り、時には助け、人間と友達になりました。 竜は人が物を知り、成長し繁栄するのをとても喜んでいました。 そして竜の一族と人は仲良く暮らしていたのです。 時が経ち、始まりの竜が居眠りについた頃、増えすぎた人は竜たちと違う場所に住まうようになり、やがて竜のことを忘れてしまいました。 竜たちは再会をとても喜びましたが、現れた人間たちは突然竜たちを攻撃し始めました。 昔友達だったことなど忘れて、竜のことを化け物だと思っていたのです。 竜たちはかつての友情を忘れられず、戦うこともせず、一匹、また一匹と倒れていきました。 最後の一頭の命が尽きる頃、永い眠りから覚めた始まりの竜は驚きました。 そして仲間と友達をいっぺんに失ったことをとても悲しみました。 悲しみに暮れた始まりの竜は仲間を求めて彷徨いました。 世界中、何年も何百年も何千年も、寿命が尽きて、死んだ事にも気付かずに仲間を求めて彷徨い続けました。 骨となり、魂だけになってもまだ、何年も何百年も何万年も彷徨い続けました。 忘却の果てには悲しみが、その悲しみは未来永劫続く悲しみ。 どこ? どこにいるの? 砂漠の上も。吹雪の中も。 いるはずがない仲間をドラゴンは探し続けました。 しかし、ついに力尽き、ドラゴンは倒れてしまいました。 それから時が経ち、体が骨だけになっても、ドラゴンは仲間を探しました。 しかし仲間を見つけることはできません。 僕は一人ぼっちなんだ。 疲れて眠るドラゴンの耳に、ふと誰かの声が聞こえました。 君は一人ぼっちじゃないよ。 友達ならいるよ、君のすぐそばに。 ほら。耳を澄ませてごらん。何が聞こえる? 風の音…笑ってる。とても楽しそうに。 そうドラゴンが答えると更に声は尋ねました。 水はどう?土は?火は?何を感じる? 水は歌ってる。 土はなつかしい匂いがする。 火は、すごく温かい。 すると大自然はエレメンタルドラゴンとなり、ドラゴンに寄り添いました。 ありがとう。友達を見つけてくれて。 ドラゴンは、エレメンタルドラゴンと共に、大空へ飛び上がりました。 2匹は手を取り合い、大自然のなかでいつまでも楽しく暮らしてゆくのでした。 めでたしめでたし。