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僕がベリふぁみになるまで。

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僕がベリふぁみになるまで。

1 - 一話目 僕がベリふぁみになるまで。

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2022年01月26日

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帰り道。 僕は一人で歩いてた。 みんな楽しそうだな 良かった その時。 聞き覚えのある声がした。

凛ちゃーん!

僕はちゃんでもくんでもないって言ったでしょ

えー良いじゃん

よくないわ

まぁいいや

トランスジェンダーの方に謝れ

もー

あっ!
鐘ー!鐘ーー!!

どしたの鈴ー

あのねぇ凛ちゃがねぇ

僕はねぇ辺りでつかつかと去った もう良いよあの二人は

はぁ…

次の日。

あっまって鐘!

どうしたの鈴

ノート教室に忘れてきちゃった…

いいよ。とっておいでよ

ありがとっ!

 教室

ふぅ…流石に五階建ての最上階はきつい…

ん?教室が騒がしいな…放課後なのに

きゃはははは!

きゃぁ!もっとやれええ!w

るん♡

アフフフフ!
いいぞー♡

何してるの?

え!?

げ、鈴…

るん♡

んもう!ノックぐらいしろよ!

え?それ凛ちゃんの机じゃ…

ちっ…
行くわよあんた達!

あーもう良いところだったのにー

るん♡

次は邪魔すんじゃないわよ!

 そういって3人は去っていった。

え…

凛ちゃんの机には死ねや性別不明、 生きてる価値ないって書かれていた。

…え?

鈴!

鐘…

遅いからきたよ
どうしたのさ

凛ちゃんの机が…

…ひどいね

うん…

一回帰ろう
もうすぐ6時半だよ

んげ!?本当だ…
明日また見てみよう…!

うん。
凛は知ってるのかな…?

疑問を残したまま、僕らは去った。

あっノート忘れた

えっ

次の日。

またか…

ボロボロになった机を見て言った。

まだ…ね

まだ… まだ耐えられる。 大丈夫。

…うっ

目から水が流れる。 なんで? なんで…

双葉

あれ…

双葉

凛?

ふた…ば…

双葉

え、ちょ、どうしたんだよ!?

双葉

あー…蘭達の仕業か。

双葉は僕の友人だ。 いつも楽しそうに着て 寂しそうに帰る。

もうさ、生きてる価値なんて無いのかな…?

双葉

なにいってんの?

双葉

生きちゃいけない人なんていないんだよ

でもこう言われるなら死んだ方がいいんじゃないのかな

双葉

だから…

双葉

僕は経験しているんだよ今も

双葉

死にたいなんて言っちゃダメだ
凛以外にも
苦しんでる人はいっぱいいる
だから抱え込まないで

…うん

双葉の言葉が 次々と心にくる。

ありがとう。
僕は良い友達を持った。

双葉

うん。
前向いて頑張って。

ああ。

はぁ…

このままていいのかどうか考えた でも 考えれば考えるほど 辛くなった もしあいつらに殺されたら? どうすればいいかな 少なくとも 双葉とあのアホ2人は 元気でいてほしい はぁ…

凛?

ねぇ

え?

凛?

本当にこのままでいいの??

は?だれだよ

凛?

ボクはキミの心の奥の深い所にある感情だ

凛?

キミが“昔から“持ってるその感情…

ふざけんな!

深い感…情…

凛?

HAHAHA!
愉快だね!
キミのその考え込んでる顔をみるとゾクゾクするよ!
じゃあね、ボク

まて!

ソレは微笑みながらどこかへ消えた。 僕の心の中の深い感情… そんなの… … わかんないよ…

教室

あらぁ?

凛…今日は随分と早いわねぇ?

ねぇ凛なんでカバン持ってないのぉ?wもしかして忘れたの!?

え?ねぇ…どうしてカバンがないの?

るん♡

なんで黙ってんのよ!!

あ!

もしかしてあんた男声が出るようになったのぉ?!ww

あぁ!なるほどぉwww

るん♡

そうゆうことねぇ?wwww

 その時、僕の中から声がした。

凛?

ねぇ、本当にこのまま?

凛?

やるならいまだよ?

凛?

ねぇ!?

…さよなら。

凛?

え…?

ザクッ 僕は手元の⚫︎⚫︎⚫︎で 心の僕を消した。

ねぇ

なによ?

あら?男声〜!?

低くしてるだけ

あっそ

あのさ

なんなの!?ハッキリいいなさい!

僕がキミをやったらどうなると思う?

ハァ?何言ってんのよ…

ハッ

なによ!?

HAHAHAHAHAHA!

なんて面白いんだろう ねぇ!? もっと…やりたい!!!

タタタタタタタ…ガラッ…!

はぁっ…はあっ…

凛ちゃんもうやめて!!!!

す、鈴…

あれ?蘭、あんたまだ生きてたの?

バッ…化け物!!!

るん♡

蘭!!しっかりして!

ねぇ…凛ちゃん…

これじゃどっちが敵かわかんないよぉ…

鈴…

…⁉︎

鼓動がだんだん激しくなってくる …!? !? ハァ…ハァ…

はっ…はっ…

凛ちゃん…?

ガラガラッ

双葉

凛!!

半泣きになりながら僕は言った。

ふ、ふた…ば!?

 返り血塗れになった僕を見て 双葉は

双葉

凛…

双葉

見損なったよ…?

るん♡

そうだ!人殺し!人殺し!

カランと音を立てて僕の⚫︎⚫︎⚫︎が落ちる。

僕達…友達じゃなかったんだね…

双葉

そんなこと言ってない。

双葉

よかったねって言ってるよ

は…?

双葉

幸いキミは誰も殺してない。

双葉

ね?

双葉

彼女達も死んでないだろう?

静まり返った深夜の教室に コツコツと足跡か響く。

え…?

双葉は僕の耳元でこう言った

双葉

次からは僕に言いな。
一緒にやってやろう。

僕は立ち尽くしてしまった。

…凛ちゃん…

あんたねぇ…度を超えてるのよ!

蘭、もう…

るん♡

もうヤダ!
なんでるんがこんな目に遭わなきゃいけないの!
もう嫌よぉぉ!

凛ちゃん、もうこんなことやめよう?

はぁ…ごめんね
僕はどうかしてたみたいだ

…どうしたのよ

心の中の自分と
少し戦っていたんだよ
信じてはもらえないと思うけど…

私もそうゆう時あるわ。
時々自分を見失って
取り戻して見失って。
でもそれは蓮やるんがいたから
今の私がいるのよ。

蘭…

るん♡

蘭…っ
うっうっゔゔぁぁぁん

そんなに泣くなよ…ははっ

双葉

ねぇ凛
あんたがしたかったことは何?
教えてほしい。

僕?

僕がしたかったこと…

  

凛?

やっと、自分に正直になれる時がきた。
おめでとう。キミの勝ちだ。
じゃあね。
僕。

ああ。
ありがとな。

  

僕がしたかったことは

この教室を壊すことだ。

双葉

そう。
残念だけどそれは叶わない。
でもそれ以上の幸せを
僕で作っていけばいいよね?

そうだね。

こうして"僕ら"の話は終わった。

どーも作者でございます

これで“僕ら"の話は終わりました。

次の日 僕はとある人の所へ行った。 とても信頼できる人の所へ。

ベリシアさん

いらっしゃい凛ちゃん

どうもベリシアさん
お久しぶりです…

ベリシアさん

今日はどうしたの?

もう全部失っちゃって
学校も停学になって
一緒にいてくれた子にも会えなくて

 僕は少し泣きながら ベリシアさんに話した。

ベリシアさん

そっかぁ…
失っちゃったものは仕方ない。
でもさ凛ちゃん

はい…?

ベリシアさん

凛ちゃんにはまだチャンスがある。
なんでか知りたい?

はい…!
僕にチャンスがあるなら!

ベリシアさん

それはね、
凛ちゃんは失っちゃったっていったよね?
それがチャンスだよ。

なんでですか…?
失ったらもう…

ベリシアさん

あのね、凛ちゃん。
失ったら、取り返しなさい。
取り返せないものは、それに見合う幸せで埋めて、埋めれない所は人と作っていけばいい。
作れなかったら、一度自分と向き合って、思い切り泣いたり笑ったりすればいい。それだけで、きっと気持ちが楽になれるよ。

…ありがとうございますっ

 僕は決意した。 この人と生きたい。 この人から教わった人生を より最高にしたい。

ベリシアさんっ…

ベリシアさん

どうしたの?

僕、ベリシアさんと生きたい。

ベリシアさん

え!?

急でごめんなさい。
僕は貴方に教わった人生を
最高の物語にしたいんだ。

僕が捨て身で放った言葉に対して ベリシアさんは言った。

ベリシアさん

…ふふっ

ベリシアさん

凛ちゃんってすごいね。

どこがですか…

ベリシアさん

私の話で、そんなに人生を変えたいって思えて。

…そうですか…

ベリシアさん

ありがとう。
凛ちゃん。
心から、歓迎するよ!

ありがとうございますぅぅ

ベリシアさん

んもうそんなに泣かないで!

僕は心の底から、 幸せだと思えた。

僕がベリふぁみになるまで。

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