こんなんじゃダメだ

体育館の前までは来れた。のだが、、中に入れない。

怖い。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

授業が終わり、昼休み。

ここに居たくない。

そう思った俺は直ぐにその場から逃げた。

やだ、。

ポケットの中からカッターを取り出し、腕を切った。

こんなの辞められない。辞めたら俺が死んじゃう。

これは生きる意味を示してくれる。

誰かの声が聞こえた。

俺はすぐにカッターを後ろに隠し、傷が見えないように腕を捲っていた袖を元に戻した。

バレてない。大丈夫だ。

昼休み。俺は日向を探していた。

今日久しぶりに会って前よりも元気がなかったから理由を聞きたかった。

日向を探していると校舎裏から音が聞こえた。

そう呼びかけ、音がする方へ向かった。

音の正体は日向だった。

と日向は言った。でも何か隠してる。でも言えなかった。

と言いながら俺は日向のその腕を見てしまった。

日向の腕から血が出ていた。服には血が染み込んでた。

日向は何も無いかのように言った。

これは聞いちゃいけないやつだ。

俺と日向は自分の教室に戻った。

放課後になった。

レシーブをする時、カッターで切った方の腕が痛んだ。

休憩中、人気のないところで腕を見ると血がプクっと出ていた。

俺は何も気にせずに練習に戻った。

影山から怒られてしまう。

月島から煽られる。

山口も、月島と一緒に煽る。

早くなる呼吸を一生懸命抑える。

練習が終わり、自主練。

俺は1人で練習した。

全然上手くなれない。これじゃ、影山たちに見放される。

何時間も練習して流石に終わらないとと思い、帰ることにした。

練習が足りない。

俺は公園で何時間も練習することにした。

時間は０時を回っていた。

母さんに怒られると思った俺は家に帰ることにした。