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Nakamu

なんで俺の家なんだよ、w

Broooock

聞きたいことっていうか。

Broooock

なと言うか...

Nakamu

、?

Broooock

ギター...弾いてた?

Nakamu

...

Broooock

使われてない、校舎で...あの、先生から逃げてた時さ。

Broooock

ギターの音が聞こえて。

Broooock

見るつもり無かった...って言ったら嘘になるけど!

Broooock

Nakamu...だったよね、?

Nakamu

...うん

Broooock

もっと、聞かせて欲しい

Nakamu

え、?

Broooock

その...もっと聞きたい...

Broooock

声、綺麗で、透明感があるのッ!

Broooock

お願い!

Nakamu

...

Nakamu

後ろ、向いてて...

Broooock

うん、!

Nakamu

...(チュウニング中

Broooock

...

歌声...いつぶりだろうか。

人に聞かせたのは...

12年前 くらいかな...

まだ...両親が生きてた頃。

Nakamu

ねぇ!パパ!!

Nakamuパパ

どうしたあ?

Nakamu

ギター弾きたい!

Nakamuパパ

ギター?

Nakamu

うん!

Nakamu

パパのね!ギター好きなの!

Nakamuパパ

なら、教えてあげる!

Nakamuパパ

確か...パパが使ってたギターあったはず!

Nakamu

ほんと!?

Nakamuパパ

ホントだよw

お父さんの音が好きだった。

Nakamu

指いたぁい

Nakamuパパ

慣れるまでは痛いかもねw

1から全てを教えてくれた。

Nakamuパパ

もし、弦が外れたら...こうやって変えるの

Nakamuパパ

やってみな?

Nakamu

...こう、?

Nakamuパパ

そうそう

Nakamuパパ

それで、これ、チューニングって言うんだけど。

Nakamuパパ

音程を合わせるの。

Nakamu

...

Nakamuパパ

そうそう

もっと...沢山

Nakamuママ

ご飯だから片付けなさい

Nakamu

えー

Nakamuパパ

えー

Nakamuママ

早くw

Nakamuパパ

じゃぁ、また、教えてやるな!

Nakamu

うん!!

もっと...もっとッ!もっと!!

Nakamu

...もっと、、(ポロッ

Broooock

...Nakamu?

Nakamu

...ッ(ポロポロ

Broooock

...綺麗だったよ。

Broooock

とても、綺麗だった。

Broooock

泣かないで、?

Nakamu

違う...

Broooock

Broooock

Nakamu...?

Nakamu

俺ッ...もっと!

Nakamu

パパとママとッ...

Nakamu

沢山...お話したいッ...

Nakamu

ママのご飯食べたい.....

Nakamu

パパの...ギターが聞きたいよッ(ポロポロ

Broooock

...

Broooock

ねぇ、Nakamu。

Nakamu

(ポロポロ

Broooock

僕に、ギター教えてよ。

Nakamu

...!

Broooock

Nakamuのお父さんがNakamuに教えたように。

Broooock

それか、僕、ピアノ弾けるし。

Broooock

一緒に演奏する?

Nakamu

...ッ(ポロポロ

Broooock

その演奏をさ。Nakamuの両親に聞いてもらお?

Nakamu

それしても、2人に...会えないもん

Broooock

確かに、会えないよ。

Broooock

だけど、2人はNakamuのそばに居る。

Broooock

聞いてるし、ちゃんと姿を見てる。

Broooock

僕と、こうやって話してる時だって。見てると思う。

Broooock

だって、Nakamu。

Broooock

いい子でしょ?

Nakamu

...(ポロポロ

僕は、両親生きてて。

周りに亡くなった人なんていない。

Nakamuの気持ちはわからない

でも。

Broooock

Nakamuの両親...Nakamuが笑ってる姿。見たいと思うなぁ

Broooock

僕が、Nakamuのパパだったら。笑ってて欲しいもん。

Broooock

楽しくギター弾いて、対人恐怖症も少しずつ克服してて欲しい

Nakamuには笑ってて欲しいし

Nakamuの歌声をもっと聞きたい

Nakamu

...うん。

Nakamu

なら...明日ッ!

Broooock

明日?

Nakamu

使われてない校舎の...音楽室で、演奏...してみたい。

Broooock

...いいよ

Broooock

どんな、音楽弾く?

Nakamu

俺の、お母さんが...ピアノ弾いてた記憶があるから...

Nakamu

...

Nakamu

確か、ここに...

Broooock

...

僕...Nakamuが羨ましい。

両親がいなくて一人暮らしってやつ

Nakamuに言ったら失礼だから

黙ってるけど。

Nakamu

これ...弾いてみたい。

Broooock

...ギターの楽譜あるの?

Nakamu

うん。ある

Broooock

なら、僕もこれ明日までに覚えてみるね!

Nakamu

ありがとッ!

Broooock

いいよ(頭よしよしする

僕も...ひとり暮らししたいな。

Nakamu

もうそろそろ、帰る、?

Broooock

うん。じゃないと、僕の両親うるさいからさ、w

Nakamu

...そっか

Broooock

...僕、Nakamuの家に住みたいなぁw

Nakamu

...住む?

Broooock

両親が許してくれないよw

Broooock

じゃぁ、また、明日。

Nakamu

うん。

ねぇ、Broooock

なんで、俺に相談してくれないの、?

俺、頼りない、?

Nakamu

...

最後の、悲しそうな顔...

無理やり笑顔に変えてたけど。

苦しいの、分かるよ。

Nakamu

...相談してよ、、バカ...

君の歌声は届かない

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