秘密 ◀︎ 憂愁 ◁ 月下 ◁
秘密が 良かった ◁ 消去法で … ◀︎
好きなもの何 ? 好きな人いる ? なんでそんな名前なの? 身長いくつ? 犬派?猫派? 血液型は? 苦手な事は? 抱きついていい? 得意な事は? 幸せ? 趣味は? 子供っぽいね 大人っぽいね 学校好き?
好きなものは何 ?
なんでそんな名前なの?
抱きついていい ?
学校好き ?
少しだけ 親密度が上がったのかもしれない 。
6 / 2 ( 火 )
自由にしていいとは言われたものの 、 やることがないので 学校に来た 。
何気なく授業を受けて 、 こんな生活が一ヶ月後には 変わってるのかな 、 なんて想像しながら
三校時終わりの昼休憩の チャイムが鳴ったところで 、 誰かがドアの向こうから私を呼んだ
ぶんぶんと 手を振って オレンジに近い黒の瞳を細める 。
もうすでに 彼が 番だという 噂は広まっているのか 、 彼を嫌悪の目で見る者
一緒に行動しなければいけない 私に 哀れみの目を向ける者なので 多種多様である 。
交流をしなければいけないという意味で 、 彼と一緒にお昼を食べることにした
彼とお昼を食べるために 、 どこかいい場所はないかと 少し廊下に出て探してみる 。
パッと目に入ったものが 、 適した場所であれば良かったのだけれど 、
そんな事はなく 、 ただ昨日の夜会話を交わした 幼馴染の姿が目に入った 。
きっちり 上まで留められた学ランのボタンに血が垂れている 、
左頬には 殴られたような 青く赤い痕が残っていた 。
少しこちらに目線を送ったかと思うと 、 目を合わせぬまま どこかへいってしまった 。
少し不機嫌そうな顔をしながら 、 何か知ってるの ? なんて聞いてみる
まぁ 俺ももうその立場なんだけどね 、 なんて笑う 。
まぁいいじゃん 、 お昼食べに行こ 、 といって 私の腕を半ば強引に掴む 。
中庭のようなところで 、 購買で買ったパンを頬張る 。
彼の話は 、 家で飼っている猫がどうだとか 、 あたり棒が2本連続で当たったとか
一ヶ月後には 死ぬ人間の言動とは思えなかった 。
もうすぐ死ぬのに 元気だね ◀︎ 面白い話だね ◁
彼が乾いた笑いを見せた後 、 自分と手の上に 冷たい 一回りほど大きな手が被さる 。
いわゆる 「 僕を選んでくれるよね 」 なのだけど 、 殺すという単語がなければ 。
そう言って 、 また 目を細めて笑う
そういった声は 「 俺たち 」 では なく 彼1人の選択肢 。
そんなに 死にたいの ? ◁ 悪いけど私別の子にするから ◀︎
そう言うと 彼は手を退けて 、 少し俯いて笑って
なんて 。
コメント
8件
え、う、え、ぅえ、ええ〜っ!!!✨ もうどう言葉で表せばいいのか分からないんですけど、だいすきです!🫶💗
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! 秘密くんの所へ向かう事にしたのね!!! 彼は幼馴染だし話しかけやすいし 部屋にも行きやすいよね…!!! あら、何もやる事が無いって事は あの子…趣味とかは無いのかしら? なるほど?まぁ、そういう所は どっちでも良いんだけど… 人間って下の人間を自分の中で出来たら そういう事とかするんだもの うーん…どうだろうね?(?) 次回も楽しみに待ってるね!!!!