学校生活が始まった
御影君とは席が近いこともあったし
主席と次席だったこともあって勉強のことを話し合えた
御影 玲王
ここが分からないんだけど
祐菜
あーここは
クラスメイト
なぁアイツらの言ってることわかる?
クラスメイト
いや全然レベルが違うわ
祐菜
ここわかる?
御影 玲王
あここは
祐菜
なるほど
祐菜
最近楽しそうだね
御影 玲王
欲しいもんができた
祐菜
欲しいもの?
御影 玲王
サッカーで世界一をとる
祐菜
頑張って
祐菜
(なんでも出来る天才もしかしたらもしかするかも)
綾森莉瑚
玲王〜ここ教えて
御影 玲王
ごめんこの後俺用あるんだわ
綾森莉瑚
本宮さんと何か用があるの?
御影 玲王
いいや別のこと
御影 玲王
まぁでも少しなら
綾森莉瑚
じゃあ莉瑚の教室で教えて
私に良いでしょって顔していく
そんなことに頭を使うなら他のことに使えばいいのに
祐菜
私は帰ろ
帰る途中に彼を見た
彼の顔はいつもよりキラキラして
あんな顔をする人だったんだと思った
私の前では見せない顔
私もあんな顔させてみたいと思った
祐菜
できないのに
祐菜
私にはそんなことは出来ない
祐菜
私には心がない
祐菜
感情がないから
小さい頃はあった気がする
全ての置いてトップレベルを親から求められ
できなければ精神的攻撃を受ける
感情が壊れたのは5歳だった
それからはなに置いても意味があるとは考えずに生きてきた
もう少し人間になりたい







