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獣たちと契約せし日
11話:主の運命
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
目が重たくて開けられない
身体も重く、指もうまく動かせない。
でも、誰かの声だけは はっきりと耳に届く。
ノア・ベアルド
ノアの声がする。
震えはない。
でも、どこか静かで、痛みを帯びている。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
セリオ・アルティナ
落ち着いた声。セリオだ。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
俺は状況が全くつかめない。
ただ、二人の会話が耳に届く。
セリオ・アルティナ
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
ノア・ベアルド
ノア・ベアルド
一瞬、息が止まる。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
声の一つ一つが、頭の中でぐるぐる回る。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
そんな疑問だけが頭をよぎる。
沈黙が長く続く。
二人はただ静かに淡々と話している。
扉が開き、閉まる音。
押し殺すような、呼吸。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
泣いてるのか?
いや、わからない。
ノアの呼吸が、かすかに震えている。
静かに、押し殺すように。
ノアが?
わからない。
何もわからない。
目は開かない。
耳だけが全てを拾い、頭の中は ぐるぐると混乱していた。
翌朝
城内の静寂が、少しずつ 朝の光で満たされていく。
目を覚ますと、随分と長く 眠っていたらしい。
レオもレンも、ユイも、 まだ眠そうに伸びをしている。
ノアはいつも通り、 静かに窓の外を眺めているだけだ。
雨宮 真琴(アマミヤ マコト)
俺は頭を振って、考えを振り払う。
だが胸の奥で何かがざわつくのを感じる。
気のせいだ、と自分に言い聞かせた。
レンが立ち上がり、 少し笑みを浮かべながら提案する。
レン・フォクシア
全員が頷く。
少しだけ気分を切り替えようという 空気が、自然と流れた。
城の廊下を歩きながら、 俺たちは小さな会話を交わす。
しかし、その穏やかな時間は、 突然途切れる。
前方から歩み寄る影。
長い廊下から現れたのは、カイゼルだった。
カイゼル・ドラグニル
その声は冷たく、 命令以外の余地はなかった。
俺たちは互いに視線を交わし、 戦慄が背筋を走る
王の間に足を踏み入れると、 すでに三王は揃っていた。
その威圧感は、言葉にできないほど強く、自然と背筋が伸びる。
セリオがゆっくりと口を開く。
セリオ・アルティナ
セリオ・アルティナ
俺たちは息を呑む。
言葉を待つ間も、 緊張で胸が押し潰されそうだ。
そしてセリオの声が、静かに、 しかし冷徹に響く。
セリオ・アルティナ
殺します
月が満ちる、その前に
#かざね
#ラウール