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そして土曜日、バイトに出勤したさくらはお土産を休憩室に置いて、メモに「お土産です」と書いた。
そして自分と悠哉の名前を書こうとしたところで手が止まった。
大須賀さくら
隣に書くのも二段に分けて書くのも何故か恥ずかしくてすごく嫌だった。 考えあぐねたさくらは名前は書かずに「お土産です」のままメモを置くことにした。
そして働いて休憩室に戻ると、真島と深川がいた。
大須賀さくら
深川あみ
大阪のお土産のお菓子を深川が掲げる。
大須賀さくら
さくらはここで嘘をつくことはできなかった。つくべきだとも思えなかった。
深川あみ
大須賀さくら
深川あみ
大須賀さくら
深川あみ
大須賀さくら
深川あみ
真島歩夢
大須賀さくら
深川あみ
大須賀さくら
そしてまた別の休憩で別の社員の鈴木に話しかけられた。
鈴木麻里子
大須賀さくら
鈴木麻里子
大須賀さくら
篠原圭子
酒井杏奈
一緒にいた篠原と酒井も一斉に反応する。
大須賀さくら
鈴木麻里子
篠原圭子
大須賀さくら
はっきりと「付き合わない」と否定しても良かったのだがなんとなくそれは惜しい気がしてさくらは曖昧な返答をした。
鈴木麻里子
大須賀さくら
酒井杏奈
大須賀さくら
篠原圭子
大須賀さくら
ここでさくらが言ったことに一つも嘘はなかった。何人か男友達はいるが、悠哉のことがその中では一番好きだ。
そしてその日帰る時に、三浦がさくらのそばにやってきた。
三浦まゆ
大須賀さくら
三浦まゆ
大須賀さくら
三浦まゆ
大須賀さくら
三浦まゆ
大須賀さくら
三浦まゆ
大須賀さくら
三浦まゆ
大須賀さくら
三浦まゆ
大須賀さくら
さくらは曖昧に笑ってその場をやり過ごすことにした。そういえば昨日も同じような会話をした。
さくらは大阪から帰ってきた金曜日、家に帰ってシャワーを浴びてから、大学に行った。卒業論文のゼミがあったから参加したかった。
あかり
凛
大須賀さくら
あかり
大須賀さくら
凛
大須賀さくら
あかり
大須賀さくら
凛
あかり
大須賀さくら
あかり
凛
大須賀さくら
あかり
大須賀さくら
あかり
大須賀さくら
凛
大須賀さくら
あかり
大須賀さくら
凛
そこは教授がやってきてとりあえず話が終わり席に着くことになった。
大須賀さくら
さくらは昨日のことを思い出しながら家に帰った。 今日、悠哉とシフトが同じでなくてよかった。ここまで色々言われると意識してしまいそうだ。
大須賀さくら
22時間そのうち2時間くらいはライブだったし、寝ていた時間もあるけれどそれだけの時間を一緒に過ごしても全く退屈しなかったどころか楽しかった。
物理的な悠哉の隣がさくらにはすごく心地よかった。
大須賀さくら
零と悠哉を思い浮かべてみる。思い浮かべてもどう考えてもタイプなのは零だ。
大須賀さくら
さくらは自分に好意を持たれるとなんとなく気づく。「好きなのかな」と思う。でも悠哉の態度は微妙だ。「好きなんだろうか」と思うが本当にわからない。
その時さくらのスマホがピロンと鳴った。
大須賀さくら
磯村康史
大須賀さくら
磯村康史
大須賀さくら
磯村康史
大須賀さくら
明日、磯村と会う日だったことをすっかり忘れていた。 親に言ってはいたがさくらの意識的な記憶から消えていた。
磯村というのが悠哉に話した「面接で会った男の子」だ。「さくらちゃん」と呼ばれるのは慣れてない。ぞわっとする。でもそんなことは言えない。
大須賀さくら
失礼極まりないがさくらはそんなことを思った。
そんなことを思っているのに、なぜ会うのかと言うと「断る理由が特にないから」なのだが、もう一つある。
何回か会って磯村の態度を見ていてさくらはなんとなく勘づいてしまった。「私のこと好きなのかな」と。
大須賀さくら
もちろんバイト先が同じ悠哉の方が会ってる回数は多いが、遊んだ回数は磯村の方が多いのに全く磯村にさくらの気持ちは向かない。
大須賀さくら
「断る理由がない」みたいな理由で会うから相手も誘ってくるのだが、断ることに労力を使うのも最早さくらには面倒だ。 そもそもさくらから誘ったことなんて一度もない。
大須賀さくら
さくらはそう呟いて明日のバイトに備えて寝ることにした。