私はただの学生だ
別に虐められてた訳でもない
でも、もう生きる意味が無くなった
そう、君が居なくなったから...
光
ね~ねぇ
乃音
どうしたの?
乃音
突然屋上に呼んで?
光
突然なんだけどさいい?
乃音
い~よ!
光
ありがと!
光
あのさ、私達って
光
この街で、きっともう一度
光
やり直すことが許されてると思う?
乃音
そうだね~
乃音
私はやり直せると思ってるよ!
その時の君の顔は
眩しくて優しい笑顔だった
これが、『普通』の暮らし
私は、幸せが溢れていた
でも...
光
ありが..とう....(涙)
乃音
へ.......?
君は急に、飛び降りた
垂真落下だ
スカートがひらりと開いた
私はすぐに手を掴んだ
最後に君はこういった
光
君だけ..が光だよ.....
光
今まで...ずっと.....
光
居てくれて...ありがとう......(涙)
そして君の手がすり抜けた
乃音
ねぇ、何で......?
私は泣いた
震えて、泣きまくった
自殺する理由が分からなかった
ただ泣くことしか出来なかった
参考にした曲 翡翠のまち(一部分)
この小説はフィクションです