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見てる時ずっとニヤニヤしてました😏💕めちゃくちゃいいですね!!
黒尾鉄朗
私
頭の上から聞こえたのは黒尾さんの声。
黒尾鉄朗
モブ
黒尾鉄朗
下手に出つつ譲れないところは譲らない。 真摯な態度に張りのある声でじわじわ圧をかけている。
お客様も、高身長の体格のいい男がぬっと現れたことに圧倒されつつ、私よりも職位が上そうな社員と見定めたのか少し満足そうだ。
モブ
黒尾鉄朗
先ほどご説明させていただいたように、と、私の目を見ながら答える黒尾さん。
大丈夫だよ、間違えてないよ、と安心させようとしてくれてるような暖かい目。
(きゅん……!!!)
大声を出したことにだんだんきまりが悪くなってきたのか、お客様はブツブツ言いながらこちらを見ずに帰って行った。
私
黒尾鉄朗
(来た時からって…ずっと私のこと見てくれてるじゃん…!)
私
近くにはほかに数人の先輩方がいたが、見て見ぬふりをする人や他の対応に追われている人しかいなかった。
黒尾さんが来てくれなきゃ一人で固まってた。
私
ほっとしたのか涙腺が緩んでしまった。 涙をぐっとこらえる。顔見れない。
黒尾鉄朗
黒尾さんは私の顔を見ないようにして、ぽん、と私の背中を叩いて自分のデスクに戻った。
お言葉に甘えて、ロッカールームに行き少し息を整えた。
・
10分ほどして気合いを入れ直し、自分のデスクに戻ると。
私
チョコレートが机の上に。
私
とっさに隣の席の黒尾さんを見ると目が合う。
黒尾鉄朗
ニヤッとしてまた自分のパソコンの画面に目を向ける黒尾さん。
どこか照れくさそうにも見える横顔から私は目が離せない。
私
そっと、チョコレートを口に入れる。 甘い。あんまい。黒尾さんの優しさくらい甘い。
もう、好きになるしかないよお!!!!!
fin.
おもちからひとこと
おもち
おもち
次回更新もよろしくお願いいたします🥰