レイ
ホントに...これでよかったのかな...
タミヤ
な~にが?
レイ
だって、私...三人と交際してる
ニコ
世の中には一夫多妻制のある所もある。
カネダ
そ、そうだよ...。それに、レイちゃんは僕たちの選べなかっただけ....
タミヤ
俺たちの三人のうち1人を選んで、他の2人が傷つくのが嫌だったんだろ?
ニコ
レイの優しさだ...
カネダ
うんうん...
レイ
でも、三人と交際してる私....
レイ
ビ●チだと思われない?...
タミヤ
んな事ね~よ。
ニコ
言わせておけばいい。必要なら俺たちが裁きを与えればいい。
カネダ
それに、レイちゃんはこの基地にずっといるし....
レイ
そっか.....
気がついたらベッドは大きくなってた。
右にタミヤ、左にニコ。真ん中にレイがいて、お腹辺りにカネダがいる。
四人で横になってる何ともシュールな光景である。
タミヤ
レイ...
レイ
ん?..
タミヤは剥いたライチの実を口に咥えてレイの口元に近づく。
レイ
はむっ
タミヤ
ん....
レイ
もぐ...甘い
ニコ
レイチェル、次は俺と...
ニコも同じように剥いたライチの実を咥えて待機していた。
レイ
はむ....
ニコ
んん....甘いか?
レイ
んん...(もぐもぐ)
甘い....
甘い....
カネダ
レイちゃん、僕も....
カネダもライチの実を咥えてお腹あたりで待機していた。
レイ
あーん....
カネダ
ん~~....
お腹あたりにいたカネダが身を乗り出してレイと目線を合わせてきた。
レイ
!
内心めちゃくちゃドキッとした。
レイ
もぐ...
カネダ
美味しい?..
レイ
うん....
本当にこれは現実なのだろうか、三人の瞳に写る自分を見て自分に問う。
自分の名前を呼ぶのは三人のうちの誰なのだろうか。指を絡め、頬を撫で、そして今度はライチの実無しの口付け
エスカレートしていく逢い引きの中、レイは確信する。
そう、これは....
レイ
夢だったんだ....
ゼラ
😧...
ゼラは口から滝のように紅茶を出していた。
レイ
という夢だったんだ...
ゼラ
二回も言わなくていい!!
レイ
私....処刑されるべき?
ゼラ
いや、レイチェル。そんなに思いつめるな。
ゼラ
思春期真っ只中の僕たちにはよくあることだ....
ゼラ
特にレイチェル。君はタミヤ、ニコ、カネダから好意を寄せられている身だ....そんな夢を見ても不思議ではない。
レイ
....もし、三人の中から選ぶ、なんて日がきたら
レイ
私はどうしたらいいのかな.....
ゼラ
....自分が思う解答をしなさい。
ゼラ
なんか、あったらパパが処刑してやる。
レイ
パパ言わないで...
ジャイボ
だってよ、三人とも♪
三人
....(顔を手で隠す三人)
完