ガスッ_
ツヅク
シュウ
ツヅク
シュウ
アトタスケテ
トキ
トキ
ネコト
ツヅク
ツヅク
ツヅク
ネコト
ギリギリギリ…
シュウ
ネコト
ネコト
ネコト
_パッ
ゴス!
シュウ
ツヅク
トキ
ネコト
ツヅク
ネコト
シュウ
トキ
トキが手元の書類をおき、目元のシワを伸ばす。
トキ
トキ
シュウ
トキ
シュウ
トキ
トキ
ツヅク
ツヅク
ネコト
シュウ
「瘴気濃度」
現段階観測されているカゲの放出した瘴気を測る10段階の指標。
シュウ
そういえば俺はトキ先もツヅク先輩も、能力を知らない。
2人とも実力者なのだろうが、その実を見たことがない。
シュウ
実感は無い。が、実際そうなのだろうなと思った。
トキ
トキ
ネコト
トキ
ネコト
ネコト
トキ
先日 事務所屋上
トキ
『あー…すまん。会議は昨日終わったんだが他が立て込んでてねー』
トキ
『そっちこそ、新人育成は順調?』
トキ
『え?』
トキ
『…………』
『…なるほどぉ……』
電話の向こうから、ボリボリと頭をかく音が微かに聞こえる。
『…トキ、ツヅクもなんだが。』
『お前たちも人を育てるということを覚えなさい。』
『お前達は実力がある方だし、いずれ人の上に立つ。』
『"育成"も、覚えておいて損はないと思うよ。』
トキ
『うん、素直でよろしい。』
『だから、その新人の育成は任せるよ。』
『もうしばらく滞在しそうだから、それまでに半人前くらいにはしておいてね。それじゃ。』
_プツッ
トキ
トキ
トキ
育成。
成長を先導、助力すること。
けど、俺は。
トキ
俺が強くなれたのは_
トキ
シュウ
トキ
狩人事務所 対特異武道場
トキ
トキ
シュウ
トキ
ネコト
トキ
トキが指でシュウを指す。
トキ
シュウ
ネコト
シュウ
ネコト
ツヅク
トキ
トキ
ツヅク
トキ
ツヅク
ツヅク
ガシッ
トキ
ツヅク
駄々をこねるツヅクと、意地でも手を離さないトキ。
シュウ
ネコト
トキ
ツヅク
トキ
ツヅク
ツヅク
二人がピタリ、と動きを止め目を合わせる。
ツヅク
トキ
シュウ
ネコト
シュウ
ネコト
ネコト
シュウ
ド
ツヅク
シュウ
_ガァァン!!!!!
ツヅク
トキ
ネコト
シュウ
拳だろうか、右胸部にじんとした痛みが残る。
もし心臓がこっちにあったら、どうなっていただろうか。
想像して、背筋が冷たくなった。
トキ
シュウ
トキ
トキ
トキ
シュウ
トキ
トキ
バ サ ァ _
ツヅク
翼が風を仰ぐ。
重い空気を纏う業々しい"それ"が、まるで殺意の具現のようにこちらを睨む。
…それより、その翼の持ち主の殺意のほうが高いようだが。
ツヅク
ツヅク
ツヅク
ブン…スコンッ_
目の前に木刀が落ちる。
少し短い。刃渡り40cmくらいか。
トキ
トキ
ネコト
柄を掴み、立ち上がる
胸が鈍く痛い。我慢するしかない。
やっぱり、強い。 そう思ったっていうか、理解らされた感じだ。
…ああ、畜生。ムカつく。
シュウ
シュウ
カタッ_
シュウ
木刀と腕を交差し、構えを取る。
やるしかない。やるなら"勝ち"だ。
シュウ
ガッ_
シュウ
ツヅク
ツヅク
ツヅク
ツヅク
ツヅク
「お前は何処まで"伸びる"?」
コメント
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ここまで見てくれてありがとうなんだけどコロナになってストーリーが頭から消し飛んでしまったので続けられません。