千冬
…?そうまさん?どうしたんすか?
そうま
俺さぁ、妹がいたんだ
千冬
え?そうまさん兄弟いないすよね?
そうま
まだこの世界のこと何にも知らない子だったよ
千冬
……
そうま
幸せになるべき命だった
千冬
もしかして、、
そうま
なぁ、こんな話しってるか?
千冬
どんな、話なんすか?
そうま
「神様は綺麗なものが好きだから、たまに人間界から綺麗なものを連れていくんだ」って
そうま
それが妹だったってわけ、
千冬
そうまさん、、
そうま
馬鹿みたいな話だよな
そうま
親の過度な暴力暴言、育児放棄
千冬
?!
そうま
神様が連れて行ったんじゃねぇ、
そうま
あいつらが、あの子を殺したんだ、
そうま
そして俺も、
そうま
あの時は、どうしよもなく無力だった、
千冬
そうまさんは、無力なんかじゃないっす、
そうま
なぁ、あいつはさ、向こうで
そうま
沢山食べて笑って、元気に遊んでんのかな、
千冬
毎日が楽しいですよ、
そうま
幸せになったかな、
千冬
はい。きっと幸せですよ、
そうま
なんて、千冬に聞いても、仕方ないよな
そうま
ごめんな。こんな話して
千冬
いつでも話してください
そうま
だけど、千冬は後悔しないでくれよな、
そうま
千冬に考える頭も力もある
千冬
はい、
そうま
自分の意思でどうとでもなる
そうま
だから、それの使い方を間違えんなよ。
千冬
はい。約束します。
そうま
ありがとな