M
自分の精子なんて舐めたくない.
でも舐めきらないと、何をされるか分からない.
いつ殺されてもおかしくない.
もうすでに何度も殺されかけている.
いつからだろう. 監禁生活が始まったのは.
俺はあの日、大学から自宅へ帰る時だった.
大学を出て丁度住宅街に着いた頃かな.
突然後ろから口を抑えられて、 腕は後ろで縛られて……
意識を失った俺は、気付けば窓のない コンクリートの部屋にいた.
椅子に座って手脚を拘束されて.
M
意識が朦朧とする中、辺りを見回す.
パイプの様な柱がいくつも立っており、 頑丈に支えられている.
壁には小道具を掛けるフックがあり、 そこには所謂『大人の玩具』が掛けられていた.
M
咄嗟に立ち上がろうとするけど、椅子が床に固定されていて全くビクともしない.
必死に腕と脚の縄を解こうとしても 固く結ばれていて解くことが出来ない.
M
今の状態が理解出来ない.
何故俺は今ここで拘束されている ?
ただいつも通り平穏に過ごしていたのに.
その時、階段を降りてくる足音が聞こえた.
M
ギィ__ .
部屋に入って来たのは俺と同い歳ぐらいの男で、手にはバタフライナイフを 持っていた.
M
男は無言のまま俺に近づいてくる.
暗闇の中、男の口元とナイフだけが異様に光っていて眩しかった.
M
M
いくら叫んでもピクリとも反応しない男. ただ少しずつこちらに向かってくる.
M
チュ……
M
S
男はニヤリと不気味な笑みを浮かべて、 俺の耳元で囁いた.
S
S
コメント
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え、最高。好き(?)