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生きる意味 ー1話ー「絶望」

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生きる意味 ー1話ー「絶望」

1 - 生きる意味 ー1話ー「絶望」

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2019年05月21日

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生きる意味って…なんだろ

神様は理由を持って私達を

地に下ろした

ってことは…

一人一人に生まれた意味

そして

生きる意味がある……ってこと

私には分からない

毎日 いじめられ

「死ね」と言う言葉のシャワーを浴び

玩具のように壊される……

そこで"ふと"思ったんだ

いじめられ 必要とされてない私…

何にも必要とされてない……

なら 私は……

生きている意味が無いのでは?と…

ー1話ー 「絶望」

エリ

エリ

おはよう!

教室のドアを勢いよくあける

すると皆は一斉にこちらを向く

そして1人の子がトコトコと

近づいてきた

ハルヒ

エリちゃんおはよ!
今日の帰りあそぼー!

無邪気な笑顔でこっちへ来たのは

親友の“ハルヒ”だ。

笑顔が眩しく 嫌なことを

忘れられる 可愛らしい笑顔をする

エリ

帰り?いいよ!

エリはクラスで人気者

休み時間はいつも皆に囲まれ

男子から結構モテてて

勉強もトップレベル

性格も良いと思われている

モブ🅰

エリちゃん〜
宿題教えてよぉ…

エリ

モブ🅰ちゃんったら
また分からないのー?

モブ🅰

だって図形苦手
だったんだもんー

モブ🅱

俺にも教えろ〜

エリ

はいはい!
じゃあ分からない人は

エリ

エリの近く来てね〜

ナナセ

エリったら今日も
朝から先生してるね!

そのナナセの言葉に

クラスは「うんうん」とうなづく

ハルヒ

だってエリちゃん
頭 いいし!

モブ🅰

頼れるお姉ちゃん
って感じ〜

エリ

ちょっとー
同級生でしょ〜?

そうして今日が始まる

あたりまえに学校へ来て

勉強をして

友達も遊んで……

そしてそんな私にも

恋の香りがした

ハルヒ

ねぇ エリ!
今日の昼休み 体育館で
フブキが2組とバスケ勝負するんだよー!

ハルヒ

だからエリも
見にいこーよ!

今は中学生

お互い 呼び捨てで呼び合い

少しずつ 自分のしたいことに

近づいてくる頃

エリ

(フブキが出るんだ…)

エリ

うん 私も行こっかな

エリ……実はフブキが好き

小学生の時はあんま興味なかった

けど

最近のフブキを見ていると

ドキドキと胸が高鳴る

きっとこれが"恋"というのは

直ぐにわかった

だけどこれは内緒

だって

ハルヒだって 狙ってるらしいし

お互いバレて気づかれたら

ハルヒと関係が崩れてしまうのは嫌

だから内緒のまま……

そんな……ある日…

エリ

おっはよ!皆!

教室のドアを勢いよくあける

いつもどおり

クラスの視線はこちらへ向く

でも……

今回の目は違かった

冷たく ゴミを見るような青い目…

エリ

エリ

え…エリ…なんかした?

そこでナナセが立ち上がる

ナナセ

"なんかした?"
じゃないっつーの!

ナナセ

最低野郎!

エリ

(えっ……)

いきなり怒鳴るナナセに

びっくりした私は固まった

そしてナナセの後ろには

涙目のハルヒがいた

エリ

(ハルヒ……?
なんで 泣いて………)

ハルヒ

…エリ ウチのこと利用
してたんだ……。

エリ

(利用……!?)

エリ

し、してない!!

ナナセ

嘘よ!

ナナセ

エリはフブキが好きで
フブキを振り向かせるためにハルヒを利用してたんでしょ!!

エリ

(フブキは好きだけど…
利用なんて……!!)

そしてハルヒの目は

涙目から鋭く変わり

ハルヒ

……裏切り者

と 酷く重みのある言葉になる…

エリ

…エリ なんもしてない…

モブ🅰

だいだいイラつくの
自分のこと「エリ」とか

モブ🅰

名前で言っちゃうとこ

ナナセ

分かる ぶりっ子っぽい
よねぇ?

モブ🅱

勉強教えて貰った時あったけどすっげぇ分かりにくかったしな!

モブ🅱

本当は馬鹿なんだろ?

エリ

ば…馬鹿じゃ……!!

そして次々へとやってくる

エリの不満が……

エリ……苦しくて…耐えられない

そう思い

教室をとび出た

そして行き着いた場所が

体育館……。

エリ

(……なんで)

エリ

(…昨日まではいつもどおりの日々だったのに…)

そして目から涙が流れる

エリ

("裏切り者"か……。)

1番苦しい……その言葉

エリ

(エリがこんなこと
言われるなんて)

エリ

(考えてもなかった…)

エリ

エリ

(“天は二物を与えず”
ってことだよね……)

エリ

(これが夢ならいいのに)

エリ

(早く……覚めてよ…)

エリ

(もういいや…
このまま家に帰ろう…)

エリ

エリ

ただいま……

お母さん(リカ)

お母さん(リカ)

借金……!?

お父さん(マサトシ)

ごめん…リカ……

お父さん(マサトシ)

…パチンコで……

エリ

(え……借金……?!)

お母さん(リカ)

なんで……

お母さん(リカ)

まだ子供も
いるでしょう !?

お父さん(マサトシ)

……もう嫌なんだよ

お父さん(マサトシ)

会社のストレス
家族からの期待……。

お父さん(マサトシ)

ウンザリなんだ!!!

お母さん(リカ)

……自分勝手じゃない!

お父さん(マサトシ)

自分勝手って…

お父さん(マサトシ)

お前は俺の金で好きな物
買うだろ!!!!

お父さん(マサトシ)

なのに俺だけは
買えないじゃねぇか!

お父さん(マサトシ)

しかも……
お前 変なお店にも
行っているんだろ !?

お母さん(リカ)

……あんたなんかと
結婚しなきゃよかった

お父さん(マサトシ)

それはこっちの台詞だ!

お父さん(マサトシ)

出てけ!リカ!!!!

お母さん(リカ)

言われなくとも
出ていくわよ!!!

エリ

(い……いや…!)

お母さんは廊下から出てくる

そして目が合う

お母さん(リカ)

……エリ。

エリ

お母さん……!?

お母さん(リカ)

アンタなんか
産まなきゃよかった

エリ

……!!

そう言い家を出た

エリ

エリ

(そんな……)

私は膝から崩れた

そして廊下からお父さんも出てきた

お父さん(マサトシ)

お前がいるから……
俺の人生は壊れたんだ…

お父さんもそう言い

冷たい目で見てくる

エリ

(お父さんまで……)

私はただ呆然とお父さんを

見つめた……

お父さんは後ろを向き 部屋に入った

お父さん(マサトシ)

俺も家から出る
エリが好きにしろ……

……ってことは

エリたちはもう他人になるってこと?

いや…いや!!!

私は再び外へ出て

学校へ向かった

エリ

(ハルヒ……
助けて…ハルヒ!!!!)

そして思い出す

教室での出来事を……

そして私はまた立ち止まる

けれどももう遅い

エリはもう校門にいた

エリ

(エリにはもう
居場所なんてない…)

そして

なんとなく

体育館へ向かう……

そしてそこで会ったのは……

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