あるマジシャンはライバルに勝つためならなんでもする

歓声、拍手が全方位から始まる。

マジシャンは、一つ礼をかます。

歓声が無くなり、マジシャンも、役が無くなった

マジシャンは、スタスタと学園へ向かう。

そのマジシャンは、いつもと比べて一段と目立っていた。

一ニ！！

三四！！！

五六！

七八！！

掛け声が響く校庭。

今は体育の時間だ。炎天下の下、生徒、マジシャンは張り切って運動をしている。

汗をかきながらも、マジシャンは言う。

そんな中、授業終わりのチャイムが鳴った。

今は6時間目。これで学校は終わりである。

マジシャンは、遊ぶ暇もない。帰ったら宿題を済ませ、舞台へ向かう。

舞台裏

マジシャンは練習をするのみ。他にやることなど何もない。

パリーン

その中、大きな音がした。

ガラスが割れるような音だった。