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じりりりり じりりり
アラームが鳴り響く午前6時の暗い部屋。
楽ガク
私はキーボードの上から頭を上げる。
ばたっ
何か重たい布が落ちる音がした。
椅子の後ろ側にはブランケットが落ちていた。
楽ガク
このブランケットは久しぶりに見た。
数年前。私がお姉ちゃんによく掛けていたもの。
お姉ちゃんの部屋にずっとあったブランケット。
どうしてここに…?
楽ガク
とりあえず、おきる。
楽ガク
椅子に座って寝てしまったからか首と腰に痛みが走る
楽ガク
ガチャリ。(扉の音)
リビングは静かでひんやりと冷たい空気が頬を撫でる
引き出しをあさり、湿布をゲットした後貼り、冷蔵庫を開ける
楽ガク
最後に望月さんがきたのは1週間前。
楽ガク
ガチャ、(扉の音)
楽ガク
奏カナデ
楽ガク
奏カナデ
奏カナデ
楽ガク
奏カナデ
楽ガク
奏カナデ
楽ガク
奏カナデ
楽ガク
奏カナデ
楽ガク
奏カナデ
楽ガク
お姉ちゃんに料理を作るのならインスタント。
私の料理はだめだから。
奏カナデ
料理はできないわけではない。
数年前までは私が作っていたし、今も隠れて作ったりしている。
だから得意だったと思う。
いつからだろうな。全然作らなくなってしまったのは。
いつからだろうな。お姉ちゃんに料理を振舞っても美味しそうに食べてくれなくなったのは。
いつからだろうな。料理をするのが怖くなってしまったのは。
奏カナデ
奏カナデ
奏カナデ
1話終わりです! 最後までありがとうございます タップお疲れ様です。