/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
クルミ
っ…はぁっ…
宜野座
無駄な抵抗はするな…戻ってこいクルミ
右手にドミネーターをもち、こちらへと1歩ずつ歩いてくるギノ。
クルミ
…いや。嫌だ！！
クルミ
ギノ…なんでお兄ちゃんを止めてくれなかったの…？
宜野座
っ…
クルミ
ねぇ…答えてっ！！！！！！
ドミネーターを構えるギノ。 鳴呼、私は撃たれてしまうのだろうか？
犯罪係数オーバー100、刑事課登録執行官、任意執行対象です。 セーフティを解除します。 執行モード、ノンリーサル・パラライザー。 落ち着いて照準を定め、対象を制圧してください。
宜野座
すまない、クルミ…っ？！
辺りが突然光り出す
クルミ
っ、眩し…ぁ…ギ…ノ…
突然頭がボーっとし…光が消えた頃には クルミだけが消えていた。
宜野座
クルミ…っ！？
ﾀｯﾀｯﾀｯ…
常守
宜野座さんっ！！！！クルミちゃんは…
宜野座
わから…ない。
常守
…？宜野座さん
宜野座
っぁ…お前まで俺を置いていくのか…ク…ルミ…っ
ﾊﾞﾀｯ
常守
宜野座さんっ！！！大丈夫ですか？！宜野座さん！！！！！！！
クルミ
あ…れ、…ここどこ…っ痛っ…
クルミ
っ、そうだギノ…！！！！
辺りを見渡す
クルミ
い、ない…
ﾊﾟﾁｯ
クルミ
！？
？？
ねぇ君クルミだよね？
ここは部外者立ち入り禁止と知ってるはずだけど何の用だい？
ここは部外者立ち入り禁止と知ってるはずだけど何の用だい？
クルミ
ぁ…えっと…ここどこかなぁ…なんちゃって…ごめん恭弥くん
雲雀
話を逸らさないでよね
クルミ
はぁい…。
雲雀
で、暗い中で何してたの？潜入？
クルミ
ううん、…いつの間にかここに
雲雀
はぁ、そんな訳…いや君なら有り得るかもね
クルミ
ｴｯ､相変わらず酷いなぁ…
雲雀
まぁどうでもいいけど、早く帰りなよ
…君の兄が来ると面倒だ。
…君の兄が来ると面倒だ。
クルミ
ふふっ…
とか言って最終的にお兄ちゃんと…楽しそうにしてるじゃないの
とか言って最終的にお兄ちゃんと…楽しそうにしてるじゃないの
雲雀
…クルミ？
クルミ
恭弥くん…どうしよう私…
雲雀
なにかあったの？
クルミ
お兄ちゃんが…ね居なくなっちゃったの…。ある人を追って全部一人で責任背負って行っちゃったの。それで…それでね…とってもいけないことしちゃった
雲雀
…そう
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
クルミ
……
雲雀
出ないのかい？
クルミ
………
雲雀
はぁ…貸しなよ。それ
クルミ
な、…なにするの？
雲雀
いいから
クルミ
はい…
ﾊﾞｷｯ
クルミ
え
クルミ
ちょっ、恭弥くん？！
雲雀
クルミが何したのかは知らないけど、少なくとも僕は君に助けてもらった恩があるからね。
クルミ
きょ、うやくん…
クルミ
ありがと…
雲雀
それでどうするの？これから
クルミ
…海の外に行こうかなって。
どこいっても紛争地帯だけれどね…
どこいっても紛争地帯だけれどね…
雲雀
じゃあ、ここに居なよ
クルミ
え…でも
私は潜在犯…
私は潜在犯…
雲雀
そんなの関係ないよ。
ここをどこだと思ってるの？
ここをどこだと思ってるの？
クルミ
あ、…
雲雀
前に言ったでしょ、ここは唯一シビュラの干渉ができない所だって。
クルミ
ふふ、そうだね…うん。じゃあここにいさせてもらおうかな…
雲雀
ふっ、そうしなよ
雲雀
じゃあ君の並中の入学手続きをしてくるとするよ。
クルミ
ん…？なんで？？？？
雲雀
じゃあ、僕が学校行ってる時に見つかったらどうするつもりなの？
クルミ
ぁ…なるほど
雲雀
そして君には風紀委員に入ってもらうよ
雲雀
そうすればいつでも君を守ることが出来る
クルミ
とか言って、何か企んでるんじゃないの…？
雲雀
ワオ、よく分かったね。
クルミ
だと思った…前もそうだったよね、お兄ちゃん相手に咬み殺そうとしてたじゃない？
雲雀
入れるという目的の中に君と戦いたいというのもあるけれど、君の兄との約束があるからね。
クルミ
…やくそく？
雲雀
ま、それは本人から聞きなよ
雲雀
じゃ、暫くここに居て。
後で呼びに来るから、それとこれ着て
後で呼びに来るから、それとこれ着て
制服を投げる
クルミ
わっ…これ並中の制服？しかも男用
雲雀
不満かい
クルミ
私は女ですよ〜恭弥くん
雲雀
君の意見はどうでもいい、とりあえず君には男を演じてもらうよ。
クルミ
もうなんもツッコミたくない…
雲雀
僕が戻るまでに着替えておいてね。
ﾊﾞﾀﾝｯ
クルミ
行っちゃった…あー、もうどうにでもなれ…！
クルミ
そういえば一体誰がここに私を運んできたんだろ…あー！！！！もうわかんなくなってきた…考えるのやめよ…
数十分後…
ｶﾞﾁｬｯ
雲雀
お待たせ
手続き終わったから今から教室向かうよ
手続き終わったから今から教室向かうよ
クルミ
早っ…
雲雀
ほら、行くよ
狡噛クルミ(14) 執行官 中学生始めました
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
