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律
沙希
律
沙希
律
よくもまあ、飽きないもんだなぁと思う。 今日は41日目だ。普通、1ヶ月と少し経てば移り気な男子高校生なんて別のこと考えててもおかしくない気がする。 新しい彼女とかは、まだちょっと待って欲しいけど。
律
沙希
死んじゃう少し前のこと。観光地もないこの地区に遊園地を作る話が持ち上がったのだ。 新しい物好きの律は、とてもはしゃいでいたっけ。
沙希
律
沙希
律
・・・私だって、と言いそうになる。 でもいけない。私は行けない。 私はぐっと唇を噛んでいつもと変わらない声で返す。
沙希
律
いつもおちゃらけた律が怒ってる。 でも、律には前を向いて先にいってほしい。 本当はずっとそばにいてほしいけど。 さよならなんてしたくないけど。 でも、そんな私の気持ちはどうだっていいんだ。
沙希
律
沙希
私と律はもう同じ場所に居ない。
律
沙希
律
一言だけそう言うと律は私の隣から消えた。 言えない。言えるわけが無い。 私の存在が律の邪魔をする。
沙希
私はそっと目を閉じた。