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相澤桜子

(何でキスなんて…)

相澤桜子

(翡翠ちゃんは女の子なのに…)

一条翡翠

そっか…そうだよ…

一条翡翠

誰かにとられる前に、自分のものにしちゃえば良かったんだ

相澤桜子

ひ…翡翠、ちゃん?

ダンッ!

相澤桜子

(…え)

相澤桜子

(どうして私、翡翠ちゃんに押し倒されているの…?)

プチ…プチ…

相澤桜子

…翡翠ちゃん

翡翠ちゃんが私の服のボタンを外していく。

相澤桜子

な、何してるの…?

スカートの間に手を入れられ、スーッと太ももを触られた。

相澤桜子

いっ…いやッ!

一条翡翠

…本当はもう少し大人になってから、桜子と『ひとつ』になろうとした

相澤桜子

『ひとつ』…?

一条翡翠

俺はこんなに好きなのに…

一条翡翠

なのに、桜子が俺だけを見てくれないから…ッ!

一条翡翠

…今すぐ、『ひとつ』になろ?

耳もとで翡翠ちゃんが囁いた

相澤桜子

えっ…

一条翡翠

大丈夫、今日はうち、誰も帰って来ないから。

相澤桜子

…やだッ!やめてッ!

相澤桜子

(なんだか良くわからないけど…)

相澤桜子

(翡翠ちゃんが私を見る目が怖い…ッ!)

相澤桜子

(逃げなきゃ…)

私は精一杯の力で翡翠ちゃんを突き飛ばした

一条翡翠

…うっ!

一条翡翠

桜子ッ!

相澤桜子

(逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ…!)

足が震えて呼吸もままらなかったけど

少しでも翡翠ちゃんから離れたくて、近くに居たくなくて

私は泣きながら必死に走った

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