そんなままではどうにもならないと思ってきた時、優しい声が聞こえてきた
ないこ
あれ?いむじゃん、大丈夫?
振り向くと、ないこが立っていた
彼はしょうの友達で、いつも優し接してくれる
ほとけ
ないこさん…
ないこ
まったく、一人で抱え込むなっていったでしょ?
ないこ
俺たちがいるじゃん
その瞬間、心にポッと灯りが差し込んだ。自分のことを気にかけてくれる人がいるんだ。
自分のことを気にかけてくれる人がいるんだ。
僕は少しずつだけど、その光を頼りに立ち上がろうとする。
痛みを抱えながらも、少しずつ自分を取り戻す。