牛タンつくね
牛タンつくね
お久しぶりでは無いかもですが。
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
<イッテラッシャイマセェ
牛タンつくね
プルルルルルルッ
ピッ
薫
やっと出たな、リク
リク
リク
薫
リク
薫
リク
リク
リク
薫
リク
リク
薫
情報感謝する、多少は対応が楽になるだろうよ
リク
薫
リク
リク
リク
薫
リク
リク
薫
リク
薫
リク
お兄さんは徴兵されて殉職、妹さんは獣害事件の被害者だとか何とか…
リク
薫
リク
薫
リク
薫
リク
"アケミヤヒカル"って名義で活動してる工作員が新たに出てきたんです。
リク
薫
薫
リク
リク
薫
それだけか?なら切るぞ
リク
また後程お伺いします
薫
また何かあれば頼む
ツー…
薫
薫
だって、俺が捨てたんだから。
- 16年前 -
実父は屑だった。
ドカンッ!!
数ヶ月とウチに帰らない日もありゃ、 なんの前触れなく突然帰ってくることもしばしばあった。
実母は低姿勢で献身的な人だった。 到底、こんな男と結婚するような、 貞操観の無い女には見えなかった。
アイツはそんな母にいつだって罵詈雑言を吐き、俺に目も暮れた事も無かった。
ガシャンッッ!!!
舐めてんのかてめぇは!!!
ドガッッ!!!
母が何か気に障る事をすれば息でもするかのように躊躇いなく暴力を振るった。 アイツは泣き叫んで謝罪し、土下座する母を延々と蹴り上げるような人間だった。
…もうやめてっ………!!
そうして外での鬱憤を母で済ませると、アイツはまたフラフラと出て行く。 ───そんな光景が、俺の脳裏には焼け付いてある。
「母ちゃん、…大丈夫?」
「ヤケド……しちゃったんでしょ、」 「待ってて、今お水………」
ありがとね、ありがとう……愛してるわ……薫。ああ、あなただけは……
…そうだな。 母は、その時にはもう既に、 おかしくなっていたのかもしれない。
今考えれば、こんな日々が変わることはどうせ無いと決め付けていた自分が、 間違っていたと言えるのだろうか。
ガンッ!!
おかえりなさ───
ドサッ、
『んぎゃぁああ!!ぎゃあ!!!』
「……えっ?」
バタンッ!!!
「………母ちゃん、この子、 なんでウチにいるの──」
グシャッ、!!
「母ちゃんっ……!!」
モデルさんのような綺麗な顔を憤怒と悲哀で歪めて、恨めしく嘆く母の般若のような顔は、今だって思い出したくない。
『ん、ぎゃはっ!ははっ!』
あの人の子供……。
私の…娘なのね
抱っこしてあげて…、
きゃはははっ…!!!
そうして、その日俺の前にいた赤子は "妹"となり、俺は"兄"になっていた。
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牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね