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本編スタート!

公園に移動すると桃先輩と子供達は サッカーを始めた

っおら!

少年A

お兄ちゃんすげぇ!!!

少年B

負けないぞ〜!!

楽しそうにボールを蹴るその光景は まるで親子のようだった

(仕事ほったらかしてるし…)

(パトロールする気あるのか?)

そんなことを考えていると、

おーい!蒼ー!!

お前も一緒にやろうぜ!!

遠くから桃先輩に誘われた

はぁ!?

少年A

そうだよ!青髪のお兄ちゃんも一緒にサッカーやろう!!

少年B

人数多い方が楽しいもんね!

いやいやいや

僕は…

いいから!やろうぜ!!

っちょ!

そう言うと桃先輩は強引に 僕の腕を引っ張った

それから僕らは何十分も サッカーを楽しんだ

っえい!

少年A

お兄ちゃん上手〜!!

少年B

僕にもパスして〜!

(やばい、子供の体力半端ない…)

はぁ…ちょっと休憩させて〜

僕はそう言うと近くの ベンチに腰掛けた

おらよっ

ピタッ

っうわ!//

頬に冷たい感触を感じる

疲れてんだろ?飲めよ

振り返ると桃先輩が缶ジュースを僕に差し出してきた

あ、ありがとうございます

よいしょ…っと

僕の隣に桃先輩が座る

どう?案外楽しいっしょ?

僕に渡したジュースと同じものを 飲みながら桃先輩は僕に問いかける

まぁ…はい

プシュッ

僕は乾ききった喉にジュースを 流し込む

なんかさ…こうやって子供達が元気でいる姿を見ると、警察官やってて良かったなって思うんだよな…

桃先輩は子供達がボールを追いかける姿を見つめながら言う

そりゃ〜この街は事件も少なくて暇だけどさ、この暇がいつまでも続けばいいのにって思ってる…

俺らが暇ってことはさ?超平和ってことじゃん?それ以上に嬉しいことは無いよね!

そう言うと桃先輩はニカッと笑った

それもそうですね…

僕は子供達へと視線を向けた

少年A

おーい!こっちこっち〜!!

楽しそうにボールを追いかける 子供達の姿に思わず頬が緩む

少年B

えーいっ!

少年A

わぁ!取れなかった〜ごめん!

ボールが道路へと転がる

少年A

まてまて〜!!

(あれ…)

車の信号は青く光っている

そしてその先に見えたのは1台の 大きなトラック

(子供に気づいてない!?)

トラックはスピードを落とさずに 直進する

少年A

ボール!まって〜!!

少年に向かって突き進むトラック

あ!!!危ない!!!!!

鳴り響くクラクション

辺りから聞こえる悲鳴

キキーーーッ!!!!

ドン!!!!!!

ブレーキ音と鈍い音が 僕の耳に確かに届いた

また君に会いたい。【完結】

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