テラーノベル
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大森元貴side.
夜、
もう日付は変わろうとしている
そんな時、ドアを開く音が静かに響いた
きっと、若井がまた女と遊んできたんだろうな
O/M
W/H
O/M
W/H
O/M
若井は上着だけを僕に放り投げると寝室に消えていった
ギターを入れたケースだけが玄関に立てかけられている
上着には、茶髪の長い髪が内側に絡まっていた
その髪を摘んでゴミ箱に捨てる
この前は茶髪じゃなくて金髪だったけど
何人もの人と関係持ってるんだろ
若井の上着からは甘ったるい香水の匂いがした
ーーー
O/M
W/H
O/M
W/H
O/M
W/H
若井はそう言って一週間、帰ってこなかった
何処にいたのかは知らない
でも予想はできる
きっと涼ちゃんじゃない青い髪の持ち主の家。
ーーー
あの出来事から、俺は若井に浮気のことを追求するのをやめた
今ではもう、どうでもいい
今僕は若井と住んでるんだから、
もうどうでもいいじゃんって
それよりも
若井に嫌われたくなかった
捨てられたくなかった
こいつはいらないって
しつこいからって捨てられたら、
僕はもう生きていけない
僕の心の隅から隅まで若井のことを想っているのに。
若井がいなくなったら、僕はもう死んだも同然だ
だから、
若井の浮気も
朝帰りも
夜遊びも
無理矢理な行為だって
全部許せてしまう
若井に、捨てられるのが怖いから
ー朝ー
O/M
W/H
W/H
若井がそう言いながら僕の背中に抱きついてくる
若井から抱きしめられる瞬間が、大好きだ
若井の匂いに包まれて、幸せな気持ちになれるから
W/H
O/M
W/H
そういう若井からも甘い香水の匂いが漂っている
少し、嫌
O/M
W/H
そう言いながら若井は 「ごめんね」 と言いながら僕の頭を撫でる
そしてギターケースを持って玄関に向かう廊下に出て行ってしまった
O/M
W/H
O/M
W/H
O/M
W/H
O/M
若井を玄関で見送る
若井が浮気相手のところに行くのは明らかだった
後ろ姿が妙に浮足立っている
でも、気付いていても
僕は言葉にしない。
若井から捨てられるのが嫌だから
靴を履く若井の背中
ねえ、若井?
もう僕たちは、付き合いたての頃みたいには、戻れないのかな
客観的に見れば“いつも通り”だけど
僕だけ、寂しいよ
いつも通りの吊り橋は
もう既に壊れかけてるのかもね
僕は、不安だよ
若井は本当に僕のことが好きなのかなって
不安になるから
何回だって
何回だって
何回だって
「好き」って言って。
こんにちは
♡600ありがとうございます
今回すごく駄作な気がする… 若井さんをすぐクズにしてしまう癖を直したい
でも、♡と💬嬉しいから ♡&💬よろしくお願いします
それではまた
フォロワー700人ありがとうございます 記念なんにしようか迷ってるので案ください
コメント
3件
700人おめでとう クズ井さんはめちゃ好きだけど元貴さんが可哀想に見えてきてつら
浮気されても嫌いになれない一途な大森さん…めっちゃ泣ける😭自分のことよりも若井さんを大事にしたいのかな?😢でもクズな若井さんも好きだな…
若井さんが浮気をしていても「嫌われたくない」、「捨てられたくない」という気持ちが大きすぎて辛くなる大森さんがあまりにも可哀想すぎて泣けてくる…😢