無理やり連れてこられた場所は 誰もいない公園だった__,
ya_🐔
謎の青年
謎の青年
ya_🐔
そう言うと、袖を掴まれたまま 俺は強制的にベンチに座らされた。
青年は俺の手に持っていたレジ袋を漁り、 チョコレート菓子を取り出した。
ya_🐔
お前ッ紛れてカゴに入れやがったな!?
謎の青年
俺ってば天才だよね~
(ドヤッ
ya_🐔
謎の青年
…貸し1でしょ?
謎の青年
ya_🐔
青年は楽しそうに菓子の袋を開け、 一口サイズのチョコを口に入れた。
ほんと…コイツは何を考えてるんだか…。
謎の青年
ya_🐔
口にチョコ付いてるし…。
じっと見てたら、目が合った。
謎の青年
ya_🐔
謎の青年
ya_🐔
謎の青年
やだよ。
謎の青年
何か思いついたのか、青年はもう一つ チョコを口に入れた。
何が「…あっ!」なのか分からず、 頬杖をつきながら見ていると
俺の顔を無理やり自分に向けさせ、 そのまま流れるように唇が触れ合った。
ya_🐔
急な出来事に頭が追いつかず あたふたすることしか出来なかった。
そしたら、俺の口の中で甘いものが 伝わってくる。
これ……チョコレートだ…。
でも、口移しした後も青年は 離れる気がない。 逆に青年の両手に力が入る。
途端にチョコとは違う感触が 俺の舌に伝わる。
謎の青年
ya_🐔
とまっ……へッ…♡
気づいた時にはチョコがなくなりそうだった。 舌が絡まり合って 上手く息が出来ない。
吐息が混ざって、俺達の周りだけ空気が 熱くなる。
聞いたことのない卑猥な音に 変な気持ちになってしまいそうだ。
少ししたらそっと青年が離れていった。 糸が引いて、さっきのが夢なんかじゃないと 認識させられる。
謎の青年
ya_🐔
お前ッッ…何すんだよっ!!///
謎の青年
謎の青年
ya_🐔
謎の青年
謎の青年
ちょっと一緒に話そーよ。
(ニコッ
なんだかんだで、その後 数十分ぐらい2人で話した。
その中で、青年について 色々知れた気がする。
名前は龍雅 じゃぱぱ。 意外にも俺と同い年で、ここからちょっと 歩いた場所に住んでるらしい。
家事とかは一人でやってるらしく 料理も人並み以上には出来るそう…。 (ちょっと羨ましい…。)
そんな自分のことペラペラ話して良いのか と思ったが、 こんな事されておいて何も知らないってのが 一番怖いと思ったから そんな心配は無視した。
じゃぱぱについて知る権利は 多分今は俺が誰よりも持ってる自信がある。
jp_🦖
jp_🦖
ya_🐔
まぁ…俺が無理やり買わされたんですけどね。
jp_🦖
ya_🐔
jp_🦖
気をつけるんだよ…?
ya_🐔
jp_🦖
ya_🐔
jp_🦖
jp_🦖
jp_🦖
ya_🐔
jp_🦖
いつもこの公園にいるんだ。
ya_🐔
誰か待ってるの?
jp_🦖
でも、どれだけ待っても来ないんだよね。
ya_🐔
お前嫌われてんじゃね?
jp_🦖
ya_🐔
冗談のつもりが肯定されて、 さっきとは打って変わって 重い雰囲気になる。
jp_🦖
ya_🐔
jp_🦖
jp_🦖
ya_🐔
jp_🦖
そう言うと、じゃぱぱは強引に 小指と俺の小指を絡めてきた。
ya_🐔
jp_🦖
ya_🐔
ya_🐔
何故かじゃぱぱが笑った瞬間、 心臓が跳ねた気がした。
なんだか…よく分からない感情に 胸が締め付けられてる感じがする…。
jp_🦖
jp_🦖
どうしてか俺は何も言えず、 ただ黙ってじゃぱぱの背中を見つめていた。
ya_🐔
no_🌷
ya_🐔
ごめんって、遅くなって。
扉を開けたと同時に玄関で なお兄に抱き着かれる。
ギュッと包み込むなお兄の腕が 若干震えてる。 それだけ寂しかったんだろう。
no_🌷
やっぱり…僕も行ったほうが良かったんじゃ…。
ya_🐔
ほら、ちゃんと頼まれたの買ってこれたから。
no_🌷
ゆあんくんが誰かに連れ去られたんじゃないかって…心配だったんですよ…?
no_🌷
ya_🐔
べ、別にちょっと気分転換で遠回りして帰ってきただけだよ。ホントニ…。
連れ去られてたっていうのも、 それが殺人ピエロに関わってることも全部 ドンピシャ過ぎて怖い…。
流石の命中率に、咄嗟に出た嘘が 自分でも驚く程につっかえてしまう。
no_🌷
ちゃんとそういう時は連絡して下さいね…?
ya_🐔
ほっ…。なお兄が純粋で良かった。
この日のオムライスを 俺はいつもよりゆっくり食べた。
口に運ぶ時、何度か躊躇って なお兄に心配されたのは俺だけの秘密。
jp_🦖
今日の晩御飯、お母さんの好きなオムライスだよ!
jp_🦖
jp_🦖
jp_🦖
jp_🦖
jp_🦖
jp_🦖
jp_🦖
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