私は「化学物質物質過敏症」の軽症者

その言葉を頭の中で反芻していた

「上手く出来なかったら」という言葉がすごく怖かった

怖くて怖くて、上手く動けなくて、足がもつれていって、コースの最後辺りで転んでしまった

立ち上がろうとしたら皆んなが進んで立ち上がれなかった

そのまま足と体を引きずられて、すごく痛かったし恥ずかしかった。

本当に苦しかったけど、ここまでは耐えれた

小さな声で言っていたけれど、しっかり聞き取れた

他のことも言っていたような気がしたけど、よく聞こえなかった

暴言のせいで半泣きだったけど、今日の練習は終わりだったので、涙を拭いて号令に参加した。

着替えの時怖くて、皆んなの顔も見れなかったし、話も聞けなかった。

この時はまだ保健室に通いつめてなかったから、相談しにくかった

結局その日は1日休まず頑張った

次の日の朝

この日も練習のことを引きずっていた

廊下の窓を開けようとした

悲鳴が出そうになった

話の内容はそんなに覚えていない

体育祭の件は百歩譲って許すけど

キチガイって言われたことが辛かった

授業の準備をしていると、キチガイって言われたことと、練習のことをフラッシュバックして、気づいたら泣いていた

泣いているのを見た同級生が背中をさすって話を聞いてくれた

気持ちは軽くなったけどしんどかった

暴言を吐いてきた子は怒られたらしいけど

ずっと恨んでます

私と同じ痛みを感じて、苦しんで、死にたいけど生きるしかない現状に悶えてほしいと思ってます

許すことは一生ないです