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ストーリー素敵ですね!! フォロー失礼します!!((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆ポチポチポチポチポチ
時は2001年2月のある朝
…ピー…ポー…ピーポーピーポー…
救急車の音が男を起こした
男は身を起こし
ベット脇にある時計に目を向けた
男は寝過ぎたと思いながらベットから降り
部屋の窓を開けた
外は晴れていた
日の光が差し込み、薄暗かった部屋の中を照らした
男はそう言い、部屋のドアを開けた
しかし、彼は部屋を出なかった
ドアは内開きで、外には食事の載ったお盆があった。
男は遅めの朝食を食べ始めた
食べ終えた男は食器とお盆に乗せて片手に持ち、タンスから出した衣類をもう一方の手で持ち、ドアを再び開けた
お盆をさっきあったところに戻し、男は同じ階の浴室に入った
朝原悠也、17歳
本当なら一ヶ月後に三年生になる男子高校生だか…
はっきり言えば今はただの引きこもり
悠也
そう思いながらも、部屋のあるこの階から出る勇気は彼に無かった
悠也
悠也の父親は事故って、母親は元々体が弱いく病死
幼い頃に両親を亡くし、母親の方の祖父母に引き取られた
そこまでは良かったのだが、中三夏休み明けてすぐクラスの女子とトラブって、仕方ないから父親の方の祖母のところに引っ越し
高校に受かったはいいものの、トラブった件もあって、女子が苦手になった上に地元にあまり馴染めなかった
結局、高二に上がる前に不登校になってしまい
祖母にもまともに会わせる顔はなく、最終的には引きこもり
悠也
引きこもり中は大体ゲームをしている
飽きた時、多少の勉強もしているつもりだ
悠也
悠也
そう考えながら悠也は風呂場を出た
これから強制的に部屋から閉め出されるとは知らずに
戻ってみると食器はもう片付けられていた
しかし昼食は置かれていなかった
その代わり…
悠也
悠也
悠也
悠也がドアを開けてみると…
そこには見知らぬ少女がいた