りりる
りりる
りりる
りりる
りりる
何事もなく…はないけど
とりあえず昼休みが終わった
今は、naさんたちとグラウンドに戻ってきている
na
et
チラッと前を見ると
私の視界に、遠いところを眺めているyanくんが入る
rn
et
et
私の視界からyanくんを追い出すと
yan
et
思わずyanくんの方向を見る
yan
私に向かって
大きく手をふる
et
隣にいるnaさんが、ふふっと微笑み
na
rn
et
naさんたちが、私と離れていく
私は、yanくんの元へ歩み寄る
et
yan
et
yan
yan
と言って、私の前でしゃがみ込む
et
yanくんが返事をしないと思ったら
yan
yan
私の手を握り、私と目を合わせる
et
ご、ご褒美…?
et
私が話すまで、ずっと目を合わせていると
おいそこー、いちゃつくなー!
非リアを馬鹿にしてんのかぁ!
et
yan
yanくんが呆れたように声を張り上げる
yan
立ち上がりながら
小声で呟く
すると、肩にぐっと重みが加わって
yan
と、耳元で呟かれる
et
そんなことさぁ…
言わないでよ
抱きつきたくなるから
あの後、無事に(馬鹿にされたけど)体育祭が終わり
2人並んで一緒に帰る
私が右側で、yanくんが左側で歩く
すると、私が肩にかけ左手で握っていた鞄を
yanくんが持つ
et
et
yan
私の空いた左手の指の間を
yanくんの右手の指が滑り込んでくる
yan
私に向かって、歯を出し笑う
et
yan
yan
yan
et
私の顔が赤くなっていることにも気にせず
yan
yan
et
そうだ、そういえば
思わず立ち止まると
yanくんが振り返る
yan
私は手を離し
私は少し背伸びをし
yanくんの頭を撫でる
et
私が歩き出そうとしたら
yan
et
yan
yan
手を差し出される
でも、繋ぐ気になれない
何だか、妙に「こんだけ?」が引っかかって
et
違う、違うよyanくん
こんだけじゃない
yan
yan
ギュッ…
私はyanくんに抱きつく
私は抱きつきながら顔を隠す
et
et
本当は、抱きつきたかった
もっと触れたかった
et
et
必死に伝える
が、何故だかyanくんの声が聞こえない
et
思わず顔を上げると
顔が真っ赤なyanくんが
et
思っていた以上に顔が真っ赤で
yan
yanくんの顔が見れないように
また抱きつけられる
et
yan
yan
et
ただ、ちょっと
yanくんの照れ顔が貴重で
et
et
yan
yan
ギュッと、抱きつく力が加わった