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🐏 ✖︎ 🍎❤️
( Siip ✖︎ エデン 大森 )
« 迷子 »
目が覚めると 知らない場所に居た 。
天井が高い 大きな教会の中
奥にある椅子は 朝日が差していて 眩しかった 。
純白で 光に包まれていて 今すぐ消えちゃいそうな 、そんな儚さを 一目見て 感じた 。
目覚めたてのぼんやりした頭で 立ち上がって辺りを探していたら 何やら人影が見えた 。
気配を感じた 奥の椅子へと 恐る恐る足を進めてみたら 、確かに人が居た 。
気のせいじゃないんだ ... なんて 思いながら 足を進めていると 、金縛りに遭ったかの様に 自分の身体が動かなくなってしまった 。
動けない事に 戸惑いを隠せず その場で固まっていると 、誰かが 自分の頬に触れてきた 。
恐怖のあまり 目を瞑ってしまったけど 、このままでは危ない と 勇気を振り絞って目を開けてみた 。
目の前には 何か被り物をしている人物 、 一目見ただけじゃ 性別も分からず かなり気持ち悪い 。
更に 、頬に触れている事から より一層 気持ち悪さが増えて 背筋が凍ってしまう ...
僕の名前を呼んだ 。
その声は僕と似ていて 、 でも 、何処か違う 声色をしている ...
妖艶で 、鼻につく様な
そんな風に 感じた 。
そんな事より 、何故 僕の名前を 知っているのだろうか ...
初めてな筈なのに 名前を知られている事に 恐怖を覚えてしまった 、
言っていることが 解らなかった 。
“ 仲間の事 を 忘れるな ” ... ?
何を言っているんだ 、
あんなに 大切な仲間を 失う訳が無い 。
彼奴の言葉に 嘲笑ってしまった 。
笑っている筈なのに 、 頬が濡れている感覚がした 。
気がつくと 、 彼奴にしがみついて 泣きじゃくっていた 。
なんで 分かるんだ ?
髙野と綾華 が 脱退する って事 まだ 誰にも 教えて居ない 筈なのに ...
最初から気になっていた事を問い掛けた
Fin 🪶
👋🏻