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「永遠を下さい」 ただそれだけを願う
男
なるほど永遠ですか。
確かに生には限りがありますしね
確かに生には限りがありますしね
男
まぁアナタにこの考えは当てはまりませんかな
「永遠を下さい」 ただそれだけ
男
ここに来るのは自殺者のみ
困るのが、停止した時点で記憶が止まってしまう事
困るのが、停止した時点で記憶が止まってしまう事
男
そして徐々に無になる
男
何千年経っても本当に面倒なんですよね
「永遠を下さい」
男
ようやく消えかけてきましたか
ふぅ….
ふぅ….
男
もう十分すぎる程働いていたと思いますが
男
最後に永遠を願いましたか
男
どこまでも自己犠牲を続け、最期に崩壊を選んだのなら始めから
男
生み出さなければよかった
「永遠を…」
男
そろそろ無にかえりますね
男
あなただけに何百年かかったことか
男
見届け人の苦労も今後は考えて頂きたい
「」
男
終わりましたか….
男
いやー、長かった！
男
無にかえり、また少しずつ繋がって再生を始め生まれ変わります
男
…おや？
男
生まれ変わりというより、繰り返しですねこれでは
ははっ
ははっ
女
あー、ようやく消えた感じっすか？
男
仕方ないですよ
男
相手は46億年以上の生を持ったものです
女
確かにーっ！
女
なーかなか出来ない経験しちゃった系ですよねー
女
てか
女
いよいよ見届ける生命無くなっちゃって、私達休暇入りっすか！
男
いえ、宇宙はまだ生きてますからね
未知の生命体やら、何がくるやら
未知の生命体やら、何がくるやら
女
ちぇー
女
残念
んじゃ、まだ残ってる意識体見回ってきまーす
んじゃ、まだ残ってる意識体見回ってきまーす
男
はい
男
…
男
果たして次は人間を生み出すのでしょうか
男
答えが出るまでまた長いですね
男
ただ、あれだけボロボロにされても永遠を願ったアナタなら…
男
ま、アメーバの意識体でもきたら少し答えもみえますかね
男
一旦は
男
お疲れ様でした。
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